順位

久し振りにゆっくりのんびり・・・というか丸一日、先日のオフ会の画像ＵＰの為の作業をしていた。まだまだかかりそうなんだけど・・・。もう１週間経っちゃったんだね。でも、なんだかもっと前のことだったような気もするなぁ。今日はあいにくの雨、１週間前で良かったね。

ただ今夕方の時刻、私の周りでほぼ等間隔でグータラ寝ていらっしゃる皆さん。夕方までなんとか雨が降らずにいてくれたので、日中はフルタイムで遊んでいたからね。とっても静か・・・いつもこうだといいんだけどなぁ。
コリー達の真ん中で、ヒラリー様だけがかろうじて横にならずに頑張っているけど、頭がこっくりしてるよ。体に対して頭が大きなヒラリー様、そのうちゴツン！って、顔から倒れこむんじゃないかと、ハラハラしてるんだけど。まぁね、そうなってもさ、もともとヒラリー様のお顔はつぶれてるからねぇ。。。

アキレスを食べている母を恨めしげに見ていた息子

マーキュンの健康診断、無事に帰宅してきたんだけど、結果は後日という事で、週末の土曜日の夕方に再度病院へ行って結果を聞くことになった。ドキドキだなぁ・・・。
体重は３１．５キロということで、以前とほぼ同じ。ワカチーよりふた周りも小さいけど、体重は多いってことになる。でも、少し小太りの方が長生きするって・・・人間の場合だけどね。それに、一番怖い胃捻転は痩せているとリスクがグンと高くなるから、今くらいの体重が丁度いいよね。

一昨日、ワゴン車のケージに敷いてあるマットを洗濯したのだけど、その時にマットの下からアキレスが出てきた。はじめ王子が食べきれずに残したものらしい。まだほとんど齧ってなかった。
丁度ワカチーが近くに来たので、何気にワカチーにあげちゃった。奴は大喜びでスキップして走り去って行った。

その後しばらくして、ワゴン車のドアを閉めた時だった。突然、ガウガウという争う声が聞こえてきた。すぐに見に行くと、ワカチーとヴィー太郎ちゃんがバトル中だった。どうやら、ワカチーにあげたアキレスが原因らしかった。

みんなの羨望の眼差しの中、気にせず食べるローズさま

ヴィーは自分より格下のワカチーに対し、当然のように「よこしなさいよ！」と迫ったに違いない。ところが、最近ちょっといい気になっているワカチーは、「ボクがもらったんだよ！」って逆らったに違いない。で、ヴィー太郎ちゃんとしては当然許せないわけで、ついにバトルとなったわけだ。
ヴィーはビビリちゃんなんだけど、それは自分より上の犬たちに対してだけで、自分より格下に対しては結構強気だ。その辺はさすがパーちゃんの娘という感じ。上下関係にはシビアなのだ。

例えワカチーが一番デカかろうと、喧嘩したら強かろうと、そんな事は関係ない。あくまで「順位」なんだよね。ワカチーの奴、その辺がまだ分かっちゃいないんだよね。しかも、いくら男前とはいえ、ヴィーは女の子なのにさ。マーキュンだったら、女の子相手にマジ喧嘩なんて絶対しないよ。

もちろん、私は止めに入ったけど、なんといってもどっちもデカイ！！つっちゃんとパーちゃんの喧嘩とはわけが違う。下手に手を出せばこっちが危ない。そこで、ワカチーのほうを押さえ込むことにし、後ろ足を掴んでずるずる引っ張った。両方の後ろ足を持ち上げてしまえば、こっちへ反撃してくることはできないからね。
ただし、こうやって一方だけを押さえても、もう１方がしつこくガウガウやってくるから、喧嘩の終結とはいかない。後は思いっきりドスを効かせ、「あんたたち！なにやってんの！」と怒鳴り散らす。そしてその声にハッと我に返ったヴィー太郎ちゃん。ようやく正気に戻って引き下がった。こういうところも順位に敏感な子は反応が早いのだ。

一旦ケリがつけば、その後はあっさり。これがつっちゃんとパーちゃんだったら、その後もしばらくはにらみ合ってるから油断できないのだけどね。女同士の方がやっぱり怖いね。
でさ、バトルの原因となったアキレスはどこへ？？って探したら、少しはなれたところで満足げにアキレスをカミカミしているローズ様が・・・・。

夢中になってカミカミしているローズ様。

さすがローズ、２人がバトルやってる最中に、まんまとアキレスをかすめていったというわけさ。ローズ様、一枚も二枚も上だね。漁夫の利ってことね。

でね、さすがに女王ローズ様が相手となれば、だれも手を出せないわけ。さっきまで息巻いていたワカチーとヴィーも、ただヨダレを垂らして見ているだけさ。ローズ様ったら、この上なく美味しそうに目を細めてカミカミしてさ・・・・私は笑いを堪えるのに必死！

ワカチーとヴィーはアキレスをめぐって喧嘩になったけど、これは先にアキレスを持っていたのがワカチーだったからであって、逆だったら喧嘩にはならなかったと思う。上位の犬に「よこせ！」といわれれば「イヤだ！」というワカチーだけど、上位の犬が持っているものを「よこせ！」と迫ることはないからだ。この辺はちゃんとわきまえているみたいなんだけどなぁ。

もっとも、一番上位であるマーキュンとローズは、下位の犬がおやつを持っていても、それを「よこせ」とは言わないんだけどね。ただ黙って見ているか、横でじ～～っと見つめてスキを狙うかなのだ。この２人は上品なのかな？？というか、後の連中に比べ、余裕のある育ち方をしたからかな。ガツガツしていないってことね。

「おいちいわぁ～～」

我家では上位の犬が下位の犬のオヤツを横取りしようとして反抗され、喧嘩になることはあっても（反抗するのはワカチーだけなんだけど）、下位の犬が上位の犬のオヤツを横取りしようとすることはありえない。それは小さい時に散々厳しく教育されるからなのだ。子犬の頃は順位なんてわかってないから、オヤツがあれば誰のものであっても取りに行こうとする。それで成犬たちに手厳しく叱られて、次第に順位というものがあるのだということを覚えていくのだ。だから私は何もしなくてもいいわけ。

ワカチーも、相手がヴィーだと多少甘く見ているから「イヤだ！」と逆らうんだけど、相手がパーちゃんやつっちゃんだったら素直に渡す。特にパーちゃんが相手のときは、笑っちゃうほど「いやな奴が来た」って顔するから面白い。パーちゃんはいきなり奪い取るのではなく、事前にちゃんと「よこしなさいよ」って威圧する。ちゃんと相手に猶予を与えるのだ。ホント、生きたルールブックだよね。