コリーの大家族が棲む家

ラフコリーの大家族が暮らすマザーレイク犬舎。7世代にわたるラフコリー達との日々の暮らしを画像で綴ります。

イネちゃん 突然の異変

2020-08-28 | イネス

コリー専門マザーレイク犬舎 http://motherlakecollie.sakura.ne.jp/index.html

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 今日は鉄の女パー婆さんのお命日です。あれから7年経ちました。我が家の子たちは全員、パーの子孫です。イネちゃんは孫、レイン、マジメ、ターちゃんは曾孫、その他の子はもっと下になりますが、ぞう子とミコは父方母方の両方にパーの血が入っています。

鉄の女の「鉄」の部分を受け継いだのがキョンシーで、産む気満々女子遺伝子を受け継いだのがぞう子って感じかな。

さて、イネちゃんなのですが。。。

記録の意味でも、時系列で追っていくと・・・。

月曜日(24日)の朝、ご飯を食べなかったイネちゃん。このところ、強制給餌でなく、自分で食べていました。でも、イネちゃんはこれまでにも突然食べなくなることがあったので、「また強制給餌になるのかぁ」って、思ったくらいだったのですけど。
その日の夕方は、予想に反して自分でサッサと食べて完食。ウンチも良好で、特に異常はありませんでした。

ところが、夜遅くになって、突然の下痢。
横になったまま下痢しちゃったので、お尻周りをお湯で洗いましたが、まだ下痢は続くと思いましたので、肛門周辺の毛をちょっと広めにバリカンしておきました。その時点では、特に違和感はありませんでした。

そして、下痢はその後も数時間おきにあり・・・。

何回目だったか、お尻を洗おうとしたときでした。肛門の横、500円玉くらいの範囲で、皮膚が真っ赤になっているのに気が付きました。その時は、下痢便カブレかなと思い、軟膏を塗って処置。

その後、半日ほどで下痢はとまり、午後には良いウンチが出ました。肛門横の赤い部分はジクジクした感じはなく、イネちゃんも痒がる様子がなかったのですが、状態から言って数日で治るかなと思い、様子を見ていました。

その日(25日)はコニィちゃんのお産があったのですが、イネちゃんの下痢は止まっていましたし、食欲もあったので、特に心配になるような様子はなかったのですけど・・・。

夕方くらいから落ち着きがない感じで、いつものグルグル、立てなくなって騒ぐの繰り返し。
ま、これはいつもの事だったのですが、少し激しい感じでした。夕食後はやっと落ち着いて寝てくれたのですが。

寝る前に、排尿させようと思ったのですけど、夕方のグルグルが影響したらしく、イネちゃん、疲れちゃって自力で立っていられず・・。
なので、寝たまま圧迫排尿させることにしました。最近は深夜の排尿の際は圧迫排尿にしています。

首尾よく排尿が終わり、ついでに尿で汚れがちな陰部周りをバリカンしておこうと、作業をやり始めた時でした。

「ん?なんか、やけに赤いなぁ」

下になっている左後ろ足の内股部分の皮膚が、妙に赤いのです。最初はてっきり、尿カブレだと思ったので、赤くなっている部分の毛を、ざっとバリカンしました。

ところが。

よく見ると、赤くなっているのは陰部周りだけではなかったのです。左後ろ足のお尻に近い部分の内股と、人間でいう、膝上あたりから下の足全体の皮膚の色が、赤紫色に変色していたのです。それも、見たことがないような色でした。

これは、かぶれなんかじゃない。

ほぼ足全体が紫色に変色している状態でした。さらに、触ってみると全体に浮腫んでいるか、腫れている感じで、右足の2倍くらいになっているじゃありませんか。

皮膚の色は、毛をかき分けてみなければわからなかったので、いつから変色していたのか、不明です。幸い、足先まで温かかったので、血流は確保されているようでした。最悪、すでに壊死しているのかも・・・なんて思いましたから、そこはホッとしました。

足のむくみも、ビッコを引く様子はなかったので、気が付かず・・・いつからなのか・・・。

上が左後ろ足。右に比べると、腫れているのがわかります。

通常は肌色なのに、まるで内出血でもしているかのように真っ赤です。左後ろ足の半分以上が、この状態でした。

皮膚がジクジクしているとか、脱毛とかはなく、皮膚表面というより、内部で何かが起きている感じ。

左足は触ると痛いようでした。発見時はかなりパンパンになっていたので、当然でしょうね。
思うに、最初の異変は肛門横の皮膚の赤色部分だったのではないかと思います。だとしたら、25日の日中あたりから、何かが起こり始めた?

とにかく、強い炎症が左後ろ足に起こっていることは確かでしたし、頭に浮かんだのは俗にいう、溶連菌による「人食いバクテリア」。

それと似たような感じがしたので、速攻で病院へ・・・なのですが、なにしろすでに深夜です。翌朝一番で病院に行くしかありませんでした。とはいえ、細菌感染によるものだとしたら、あっという間に広がる可能性もあります。とりあえず、手持ちの抗生剤をダメ元でも飲ませておくしかありませんでした。
幸い、プーちゃんが残していった抗生剤が一つだけあったので(結構強いヤツ)、それをイネちゃんに飲ませました。

そして翌朝、幸いなことに、病変部は広がっていませんでした。状態は相変わらずでしたが、朝一番でイネちゃんを車に乗せ、病院へ出発!!

何時もなら、車の中で大暴れするはずのイネちゃんが、おとなしくしていたので、なんだか不安に・・・。


つづく
 

 

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