コリー専門マザーレイク犬舎 http://motherlakecollie.sakura.ne.jp/index.html
ちょうど2年前の9月5日でした。フィリップの顎の下にシコリがあることに気が付いたのは。
一瞬でそれが、あってはならないものだと・・・。
もう2年、まだ2年。
それからの半年間は、私とフィリップにとって、それまでの6年間よりも、ずっとずっと濃い時間でした。あの半年があったことだけは、幸せなことだったと思います。
ずっと命の危機と隣り合わせだったけど、抗がん剤が効いている間は、ほぼずっと、元気な時と変わらない生活を送ることができました。誰が見ても、余命宣告されているとは思わないくらい、元気で食欲もありましたし。
抗癌剤と聞くと、副作用や費用の面から、選択をしない飼い主さんも多いと思います。でも実際に経験してみて、最初に考えていたことと違うと感じたことが多かったので、そのことについて、いつか書かなくちゃって思いつつ、2年経ってしまいました。
リンパ腫は10歳以下の犬には多い不治の病です。コリー飼いの方にも、先代の子をリンパ腫で亡くしたという方が多くいらっしゃいます。
リンパ腫の治療(完治はなく、寛解まで)において、抗がん剤は余命を伸ばすためには最も有効な手段です。ですが、使われる抗がん剤の主なものは、コリーに多いMDR1遺伝子変異の子には使えません。
遺伝子検査をして、MDR1遺伝子に変異があれば、抗がん剤は不可。変異無しであれば、ほかの犬種と同様に、使えます。
では、キャリアだった場合は??
キャリアの場合、抗がん剤は使えるのか??
そこが問題でした。
フィリップはキャリアと判定されました。
あちこち検索しましたが、ほとんど情報はありませんでした。かかりつけの先生も、はっきりとはわからないということでしたが、「使用できる」という説もあるということで、一か八か、投与量を加減しながら、投与したのです。
リンパ腫と診断された時、抗がん剤治療について悩むことになると思います。なぜなら、抗がん剤を使わなければ、余命は長くて1か月と言われることもあるからです。フィリップは2週間~1か月と言われました。
ですが、MDR1遺伝子の事もさることながら、副作用の事や、費用、治療の方法等、即答はできないかと思います。
フィリップの闘病の経験が、きっと役に立つことがある・・・。私自身、あちこち検索して、闘病記録やブログを読み漁りましたから。
と、思いつつ、なかなかできずに、ここまで来ちゃいました。記憶が薄れないうちに、記録しておかなくちゃ・・なんですけど💦
すみません、忘れないうちに、必ず書き留めておこうと思ってます。
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