'05.03.09 チャールズ&レイ・イームズ展@大丸ミュージアム
イスなどの家具はもちろん2人の学生時代の作品や走り書きのメモまでスペースのわりには充実。展示の仕方もかっこよかった。
イームズといえばイス。有名なオーガニックチェアのムダのないデザインにほれぼれ。LCWを分解してパーツが展示してあった。チャールズが目指した量産化のためによく考えられているのが分かる。
ラウンジチェア&オットマンが素敵☆ 欲しい。これはハーマン・ミラー社で購入可能。高いけど(涙)
どれもデザインはあくまでシンプル。駅のホームのイス。 あれの元になっているシェルチェアが20脚ぐらい重ねて展示されてた。素敵☆
ある人によると「機能性、座り心地、デザインすべてを追求するとイームズのデザインになってしまう」のだそう。つまり完成されてしまっているということ。削るところも足すところもない。好きっていうだけで知識もないけどやっぱり惹かれるものにはワケがあるんだな。
印象的なのが2人の集めていたリボンやオモチャ(ひきだしにギッシリ詰まって展示!) 別のコーナーには2人の撮った大量のスライド。あらゆるモノに興味を持つことが良い発想を生むのだと思う。興味がない人にとってガラクタにしか見えなくても、ある人にとってはインスピレーションの源だったり。それが個性。自分もいわゆるガラクタに目が行くタイプ。ジャンクなモノをおもしろいと感じられる人生の方が楽しいと勝手に思っている。
日本が好きだったらしい。チャップリンを招いてのお茶会は余興としても、有名なイームズハウスにも日本の影響が感じられる。畳の部屋はもちろんそれ以外の場所にもそこはかとなく感じる。ストレージ・ユニットにも日本を感じる。一見モンドリアンだけど。何となく・・・。
短編映像「パワーズ・オブ・テン」も面白かった。時間がなくてじっくり見れなかったのが残念。
レイのテキスタイル・デザインも素敵☆ 実現されなかったけど友人の映画監督ビリー・ワイルダー邸が完成してたら斬新で素敵だったろう(遠い目)