リーマンの鯉釣り日記

鯉釣りを始めて、もうかれこれ40年、鯉釣りが好きなんですと言える気持ちを持ち続けていたいです。

卓球 全日本選手権

2020年01月19日 | 卓球
 久しぶりに卓球の試合で感動しました。
 全日本選手権男子のダブルスの決勝。
 大学生ペアーの及川・三部対高校生ペアーの戸上・宮川の対戦です。試合内容が接戦という他に戸上の特にバックハンドの威力に感動しました。宮川の非力をカバーすることは結果的にはできませんでしたが、そのずば抜けた破壊力に感動。
 最近はほとんどの選手がチキータを一つの技術として持ち合わせていますが、及川選手などはそのチキータをバックハンドでカウンターできる技術まで持っている点で目を奪われましたが、それ以上にチキータだけでなくバックハンドで一気に得点できる破壊力のある戸上選手。
 シングルスでは、東京五輪の個人戦代表の丹羽を4−0で下して、最終日の準決勝で張本と対戦します。今の勢いなら張本から2セットくらいは奪えると予想しますが、張本に勝つ可能性も十分にあると思いますが、果たしてどうなるか注目です。
 注目する訳にはもう一つありまして、実は戸上選手は私の住んでいる三重県の出身で、小学生のことから注目されていました。小学生の頃から注目されていた選手としては、今年も全日本に出場していましたが、三重県出身では大矢選手ですね、中学から青森山田に行きましたが、年齢的には愛ちゃんと同学年かな。
 戸上選手は中学生になった時、その公立中学校で指導できる顧問がいなくて、他の中学校の顧問で戸上選手の球を受けることができる顧問はいないかということで、実は、私の教え子であるS先生がその中学に転勤になりました。このことは直接、教え子のS先生から聞いています。その後、結局もっと強い学校に転校するということで、野田学園に転校して今はその高校3年生です。
 野田学園といえば、今年の全日本のシングルスの準々決勝で張本選手に敗れた吉村選手もその出身ですが、かつて仙台育英が強かった時代に、監督と選手が一緒にこの野田学園に移籍したということがありましたが、同じようなことがかつて熊谷商業などでもありましたが、卓球界ならではのことですね。
 戸上選手はその後も成長を続け全日本のジュニアのシングルスで2連覇を成し遂げ、今年全日本の一般のシングルスで同じくベスト4に残っている宇田選手と同様に張本世代を構成する一員になりつつありますが、この全日本で一気にその力を発揮していると言えます。
 宇田選手の方が戸上選手より対外的にはいい戦績を上げているようですが、ここに来て戸上選手が一気に張本選手に肉薄するくらい力をつけてきていると感じます。
 今や日本選手でパワーで張本選手に勝てる選手も少なくおまけに速さの点では今や1番の張本選手ですが、パワーの点で張本を上回る選手としてはこの戸上選手を挙げられます。また、速さの点から見てもその戦型からして張本に対応できるのではないかと期待できます。張本のバックの速さと戸上のバックの威力のどちらに軍配があがるか、フォアに関してはほとんご互角に近いと感じますが、レシーブ力が勝敗を左右するのではないかと思われますが、戸上選手の勢いがどこまで張本選手を追い詰めるか今日の準決勝は目が離させません。張本選手はこの準決勝に勝てば決勝は問題なく勝つと思います。
 急成長している戸上選手に期待したいですが、東京五輪の個人代表の丹羽が4−0で負けるのを見ても、たとえ水谷選手でも今の戸上選手に勝つのは難しいいと感じます。残念ながら戸上選手は東京五輪には出場しませんが、シングルスで優勝すれば世界選手権代表ですね。
 果たしてどうなるか、今日の準決勝は久しぶりに注目したい試合です。張本選手以外の丹羽選手や水谷選手でははっきり言って、中国には勝てませんが、急成長している張本世代の選手やダブルスで優勝した及川選手などが今後の成長次第で中国にも肉薄できそうな予感がしますが、希望的な予感の域を脱しません。女子も10代の伊藤世代に有望な選手がいる中で男子もその気配を感じさせる今の日本の卓球にマスコミ先行ではないその実力を感じ始めています。
 

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