リーマンの鯉釣り日記

変わっていく鯉釣りを新鮮な眼差しで,変わらない鯉釣りも楽しみながら,自分の鯉釣りも磨きをかけていきたいと思います.

2025櫛田川寒鯉3

2025年02月27日 | リール
 2月も下旬になり,寒暖が繰り返しながらも春が近づいてきている感じが,日差しからも確実に感じられるこの頃ですが,そんな季節感を感じられるフィールドで竿を出すことは,この釣りの基本的な要素でもあります.地元の櫛田川等でこの時期に竿を出すのも,鯉釣りを始めてから変わらない私のやり方で,寒鯉釣りの原点に近いと思います.フィールドによってこの時期にはどういうポイントで狙うかは特に川の場合は顕著でもあり,この櫛田川では最近は魚影もあまり濃くはなく,その中で大型を狙うという視点からも,前回と同じポイントで,今シーズン初めて竿を出すポイントです.
JRの鉄橋の橋脚付近の深場ですが,一見何もない感じですが,減水時に見ると古い乱杭などがあり,そこに竹や木々がたくさん掛かりを形成していて,そこが一つの鯉の着き場になっているのです.
橋脚の基礎の部分がコンクリートで形成されていて,ここに擦られたら道糸はひとたまりもなく切れてしまいます.また,見えていない乱杭も水面下には写真以上にある感じです.とは言え,ここについているのは確かなので,喰わせてからの腕が試されるポイントそのものです.
 ポイント的には,乱杭の手前で,水深は今は満水時なので,3~4mくらいです.この時期は,たくさんフィーディングしても効果なく,10粒以下を蒔いて,竿は一本です.

この時期ですので,アタリをもらえることは厳しいかもしれませんが,そこを狙うのが寒鯉釣りの一つの醍醐味でもあり,幸い車を止めているところは堤防の上で,後ろが山になっていて風裏で南側を面していて日差しを感じられるので,冬場のポイントそのものとも言えます.
 期待はしているものの,アタリもなく時間が過ぎて昼を過ぎた頃でしょうか,バイトアラームの音にビックリの当りです.堤防を降りて,勝ってある草の河川敷を小走りに,50mほどの距離の釣り座です.竿を持つと川下に走り,橋脚の基礎のコンクリートに道糸が擦られています.最初から試練の場に直面です.強引にリールを巻いて道糸が擦れたら一たまりもなく切れてしまいます.そこで,優しく暴れさせないように静かに竿をためて,暫くすると少し抵抗感がなくなり,道糸が擦れない感じの方向にゆっくり魚が動き出したので,それにこちらも乗る感じでゆっくり竿で誘導する感じです.しばらくして,橋脚の上に魚が移動して,ここで暴れさせたら,また橋脚の方に走られるので,この位置をキープしながらゆっくり寄せの態勢に入ります.
 ふと横を見ると,バスマンがやって来て,こちらのやり取りを眺めていますが,竿に集中して少しづつ寄せにかかりますが,魚も中々元気で底を切る感触はありません,と言うか,段々元気になってきた感触が竿を通して感じられます.冬場で動きも鈍かったのが,針掛して,一気に暴れ出したという感じです.川下には橋の橋脚があり,沖には乱杭と掛かりがあり,さらに上にも竹の沈んだ掛かりがあり,まっすぐに寄せてくるしか方法がありません.しかし,鯉の動きは橋脚を目指したり,はたまた乱杭に入ろうとしたりで,その都度,ぎりぎりの状況下で竿で貯めたり,リールのドラッグを緩めたり締めたりしながらリールを巻きながら道糸の出し入れが続きます.しばらくそのやり取りが続き,なかなかそこが切れない中でそこそこの大きさのある鯉かと実感してきます.さすがに川の鯉なので,池の鯉よりは泳ぐスピードもあり,竿とリール両方の操作を駆使しながらの,醍醐味でもあります.そばにはバスマンが「大きいですか?」と声をかけてくれます.そこそこの大きさを感じてのやり取りなので,こちらの意口数も少なく,緊張感も感じながらのやり取りです.10分くらいのやり取りが続き,ネットを足元に用意して取り込み態勢に入りますが,足元に茨の木がありネットに棘がひっかり,ネットの位置を考えながらの取り込み態勢です.近くまで寄せて来たものの,そこを切るほど鯉も疲れてはいなく,透明度の高い水を通して2m程左右に這うように動いています.それでも少しづつ時間をかけて頭を上に向かせるようにしながら底を切っていくなかで,何とかネットイン.それを見ていたバスマンが,「大きいですね」と,実際には検寸しないとわからないのですが,「80cmはあるかな」と返答.
実際に検寸すると

 
90㎝を越えていました.何とか今月も90㎝オーバーを釣ることができ,何とか12か月連続で90㎝オーバーの記録を達成できました.昨年は1,2月でこの記録が達成できず,21か月続いた記録に終わりましたので,何とか来月以降も頑張ろうと厳しい2月の寒鯉釣りを味わった瞬間でした.

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