巣離れから春の釣りに

　例年になく寒い今年の冬も３月になり先週あたりから急に暖かさを増して、桜の開花も聞こえてくる時期になり、急に鯉も動き出した感があります。

　しかし、急に喰いだすとはいかないのが現実で、鯉の前に鳥にボイリーを食われてしまいかねません。私の地元でも、黒いオオバンには何回もボイリーを突かれたりして、挙げ句の果てに針がかりしてしまうこともあります。

　水も潤むこの時期には、産卵場を意識した鯉の動きが見られます。

これは、地元櫛田川の鯉の産卵場である支流の佐奈川ですが、やっと今週になり、鯉が遡上し始めてきました。例年より、半月は遅い感じです。

　春は地元の河川からというのが私のこの時期の鯉釣りのパターンですが、動き出してくれれば、なんとか食わせることもできるということで、期待を込めての釣行になりました。

　粉餌をフィーディングして、PVAにもボイリーをクラッシャーして入れ、食わせも小さいワフター＋コーンのポップアップという仕掛けです。フィーディングから１日置いての釣行ですが、期待通りにやっと喰ってきました。鯉の引きはその動きもなかなか元気で、動きを竿に受け止めて、糸の出し入れはリールのドラッグを確かめながらの一本でした。

　この時期、丁寧な釣りを心がけて、３時間おきまでには餌交換をして、気持ちを整えることで、それを実践するというのが自分のやり方ですが、果たして、１時間後に喰ってきました。ダブルヒットです。

けっこう餌を喰っているのか、丸々とした腹です。もう少しサイズアップを期待したいのですが、そうはいかないのがこの釣りです。しかし、今一度根気負けすることなく、丁寧は釣りを心がける中で、２時間後にやっと食わすことができました。

動きも力強く、リフレッシュしたタックルで堪能できるやり取りです。８０代後半の鯉で、これからこのサイズをどうやってオーバーしていくか。今シーズンは大型にターゲットを絞ってのポイント選びをと考えています。

今回のタックルです。

ロッド：UKDaiwa BASIA AGS  12FT 3.0LB
リール：UKSHIMANO　MEDIUM BAITRUNNER XT-A LONGCAST
ライン：DAIWA JUSTRON フロロ　4号
ロッドポド：FOX RANGER
バイトアラーム：DELKIM
フック：KORDA 鎌倉 WIDEGAPE 4号
ハリス：KRYSTON Jackal 30lb Olieve Green

喰わせ：エッセンシャルIBポップアップ15mm+ナッツエナジークォター18mm

寄せ餌：糠(500g)＋パン粉(100g)＋コーン(500g)