この前、グリム童話の、
寝ている間に靴を作ってくれる小人の話をしましたけど、
あの話ってパッと読んだ感じだと、結局なに?と意味がすぐわかりませんでした。
それで、何が言いたかったんかな〜と
しばらく考えてました。
話の内容は
靴職人は一足分の革の材料を持っていて
小人は靴職人が寝ている間に靴を作ってくれる。
靴職人は、翌朝その靴を高く売って材料の革を買い
小人はまた夜な夜な靴を作り
何もしていない靴職人は金持ちになる
と言う話
この構造は、
資本家(経営者)と労働者の話だったんかなと思い至りました。
資本家(一足分の革の持ち主)が
寝ている間に労働者が働かせ、成果物(靴)を作って、その利益は資本家の懐に。
この話のオチは、
靴職人は小人にお礼をと思って、
小人に服や靴をプレゼントしたところ、
小人は「こんなに立派な服や靴を手に入れたのだから、もう働く必要はない」と言って、それからもう現れませんでした。
と言う事なんだけど、
これは何を示しているのかというと
労働者は金を持ってないから働くのであって、充分な金を持ったらもはや働かないだろう。(だから労働者に対しては、生かさず殺さず、働かせ続ければよい)
ということが言いたかったのかなと思いました。
他の解釈もありそうですが、
この筋が一番しっくりきました。