マルゴチです。
今日は節分です。
そこで「節分」に関係する昔話でも。
「泣いた青鬼」
あるところに赤鬼が居ました。
他に青鬼も居ました。
赤鬼は村人と仲良くしたくてしかたない優しい鬼です。
青鬼は村人を食べたくてしかたないけど赤鬼思いの優しい鬼です。
ある日青鬼が作戦を考えました。
「なぁ赤鬼よ。俺が村人を襲うからお前助けてやれよ。そんで村人と仲良くなれよ。」
赤鬼は青鬼の突拍子もない話にビックリしましたが
「お願いできますか・・・?。」と話にのりました。
そして作戦決行日。
青鬼は予定通り村で暴れています。
村の入り口に住んでいた与吉と梅子は青鬼に食べられてしまいました。
大きな騒ぎになり、皆村長の家に逃げました。
その時です。
山から赤鬼が降りて来ました。
「こらっ。青鬼めっ。村人に悪さをするなっ。」
青鬼も思い出したように演技を始めました。
「ごめんなさい。赤鬼さんもう村人に悪さをしません。」
しかし演技を見ているはずの村人は村長の家に逃げているので
見れるわけがありません。
そんな赤鬼&青鬼劇場が10分ぐらい過ぎた頃、
急に村長の家の門が開き、村人たちが村長の家から出てきました。
男衆が持っているのは伝説の桃太郎印・豆ショットガンです。
あの鬼ヶ島の鬼を殲滅させた、鬼にとっては最強最悪の武器です。
「構えっ」、村長が右腕を上げて合図をしました。
「撃つのじゃっっ」気合いの入った村長の声が響き右腕を下ろすと、
ズドンッ。ズドンッ。
まず赤鬼が豆ショットガンの餌食になりました。
「青鬼くん。この作戦は・・・しっぱいだよ・・・・・。ガクッ」
赤鬼は天に召していきました。
青鬼は恐怖で泣きじゃくり、そのまま溶けました。
そして出来た水溜りが海です。
雄大な海です。あの塩辛さは青鬼の涙です。
完。
如何でしょう?
これ絵本に起こせばかなりメルヘンチックな話ですよね?
海の青さは青鬼の青さです。
マルゴチ家で豆まきました。
何か気分は桃太郎です。
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