ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

佐久市の佐久荒船高原は多数のコスモスが咲き始めました

2010年09月18日 | 佐久荒船高原便り
 内山峠を過ぎて国道254号を下って行くと、コスモス街道という“ミニ観光地”が出てきます。国道254号線を群馬県から長野県に入る内山峠トンネルを通って進むと、佐久市郊外の田園地帯から街中に入る少し手前に、有名なコスモス街道が出現します。国道の両側にたくさんの花をたなびかせるコスモスが続きます。背丈が2メートルぐらいのコスモスが花の街道をつくっています。最盛期には大渋滞します。

 コスモス街道の出現と同時に、佐久荒船高原にも一面がコスモスの花に染まった「大コスモス園」が出現します。濃いピンクから薄いピンクまでのさまざまなピンクに、白色も混じった多彩な色のコスモスの花が風にいっせいになびく様は初秋を感じさせます。早朝の霧が草原を覆った中で、朝日に照らされるコスモスの花々が風に揺れる様はなかなか綺麗なものです。


 
  毎年9月の連休はコスモスの花が綺麗に咲く絶好の見ごろになるため、早朝から写真愛好家数人が三脚に1眼レフカメラを載せて撮影に霧中です。朝日の光の変化の一瞬をとらえようと必死です。背丈が2メートルぐらいのコスモスの中に時々、カメラを持った方が潜んでいます。9月18日の連休初日は早朝から駐車場に車が入り始め、カメラを手にした方がコスモスに向かいます。早朝は朝霧が濃く、あまり日が差しません。



 コスモスは元々はメキシコの高原に咲く野草の花だったそうです。18世紀末にスペインのマドリッド市の植物園に送られ、園芸種に仕立てられたそうです。佐久荒船高原の大コスモス園の風景は、メキシコの原野に似ているのではと、勝手に想像しています。



 大コスモス園の花が咲き出すと、車の渋滞の問題が登場します。山道の運転にあまり慣れていない方々が山道を多数上がってきます。道幅があまり無い山道では、すれ違いが難しい局面に遭遇しがちです。さらに、観光バスが何台も来ます。くねくねした山道でバスとすれ違うには最適な曲がり角を選ぶことが大切です。これが難問なのです。大コスモス園近くで、毎年繰り返される出来事です。

 なるベく早朝に大コスモス園を楽しみ、多数の自動車が現れるころには、避難します。大コスモスの草原の周りでは、銀色の穂がなびくススキの群や、アキノキリンソウの濃い小さな黄色の花が多数、風に揺れています。小さな秋があちこちに展開し、高原の秋を少しずつ深めて行きます。紅葉が密かに近づく足音が聞こえる気がします。