ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

埼玉県新座市の斜面林の木陰に咲くキツネノカミソリを見に行きました

2011年08月17日 | 季節の移ろい
 埼玉県新座市内を流れる黒目川沿いの斜面林の中に、キツネノカミソリが群生していると聞いて、行ってみました。これだけ斜面林をしっかりと保護してる場所はもうあまりないと、行ってみて思いました。

 埼玉県南部に多い川沿いの斜度がきつい斜面林の奥に、少しくすんだオレンジ色のキツネノカミソリが群生していました。



 斜面林が密生し、木陰で涼しい斜面に花茎を30センチ程度伸ばして咲いています。



 1眼レフカメラを持った方が数人、熱心に撮影しています。

 斜面林の上の方では、キツネノカミソリはもう咲き終わっています。開花の最盛期は8月7日ごろだったそうです。新座市が、このキツネノカミソリの群生地を保護しています。

 キツネノカミソリはヒガンバナ科の多年草です。ヒガンバナと同様に、花茎の下側には葉がありません。春に葉を伸ばして、栄養分を球根に蓄え、8月の中旬、お盆に花を咲かせます。

 少し薄暗い斜面林に野鳥がかなりいるのですが、種類がよく分かりませんでした。カラスとオナガが鳴き声がうるさいのさすがに分かりましたが、灰色のスマートな小型の野鳥が何かは確認できませんでした。

 これだけ立派な斜面林は、所沢市にある、春にカタクリが群生する斜面林しか知りませんでした。荒川に向けて流れる、いくつかの支流が刻んだ斜面です。来春に木々の葉が茂る前に野鳥を見に来たいと思いました。まだまだ、知らない場所があるものです。