東京都新宿区と渋谷区にまたがる、広大な新宿御苑にカンザクラ(寒桜)の花を見に行った話の続きです。
今回、新宿御苑に行った理由の一つは、満開のカンザクラの木を見るためですが、もう一つの理由は「オシドリが来ている」と教えていただいたことです。
「おしどり夫婦」などの言葉をよく耳にする語源となった野鳥のオシドリは、実は身近な距離で観察することが難しい水鳥です。
オシドリは、日本では北海道や本州中部以北で繁殖しているために、本州以南では冬でないと、なかなかお目にかかれない水鳥です。雑食で何でも食べるそうですが、冬期はドングリなどの実を食べるために、森陰に潜むことが多く、人間にはあまり近づかない水鳥だそうです。時々、大きな木の枝に留まっているオシドリの群れの画像を見ることがあり、山奥にいるものと覚悟していました。
このため、冬には山奥の池や渓流で観察されるのですが、森陰にいるために、観察しにくいようです。
新宿御苑の西側にある玉藻池の水面上部に、木の枝が伸びている木陰などに、オシドリが20数羽います。
木陰部でも、比較的明るい部分にいるオシドリはなんとか見えますが、その背後の暗い森陰の中にいるオシドリはよく見えません。
オシドリのオスは、繁殖期特有の美しい羽根の色になっています(非繁殖期のオスの羽根は灰褐色だそうです)。
オスの近くにいる灰褐色の羽根の水鳥は、オシドリのメスです。
他のカモ類は、玉藻池の真ん中の日がよく当たる水面で泳いでいます。しかし、オシドリは池の中心部にはほとんど泳いで来ません。
ここで、オシドリをよく観察されている野鳥観察の愛好家の方によると「土日になると、巨大な望遠レンズを装着した高性能一眼レフカメラを載せた三脚がずらりと並ぶ」とのことです。時には、いい場所を確保するために、野鳥撮影の愛好家同士が喧嘩気味になることもあるそうです。
近くにある明治神宮の池と、新宿御苑の池の間を、オシドリは時々、行き来するそうですが、今年は新宿御苑側に長くいるとのことでした。
なお、仲のいい夫婦を「おしどり夫婦」とよく例えますが、実際のオシドリの番(つがい)は毎年、相手を変えるそうです。自然界ではさまざまなことが起こります。
実は、オシドリは長野県か愛知県の山奥の池にいると伺っていたので、今年の秋以降に行ってみようかと考えていました。そのオシドリを、あっけなく観察することができました。幸運でした。
今回、新宿御苑に行った理由の一つは、満開のカンザクラの木を見るためですが、もう一つの理由は「オシドリが来ている」と教えていただいたことです。
「おしどり夫婦」などの言葉をよく耳にする語源となった野鳥のオシドリは、実は身近な距離で観察することが難しい水鳥です。
オシドリは、日本では北海道や本州中部以北で繁殖しているために、本州以南では冬でないと、なかなかお目にかかれない水鳥です。雑食で何でも食べるそうですが、冬期はドングリなどの実を食べるために、森陰に潜むことが多く、人間にはあまり近づかない水鳥だそうです。時々、大きな木の枝に留まっているオシドリの群れの画像を見ることがあり、山奥にいるものと覚悟していました。
このため、冬には山奥の池や渓流で観察されるのですが、森陰にいるために、観察しにくいようです。
新宿御苑の西側にある玉藻池の水面上部に、木の枝が伸びている木陰などに、オシドリが20数羽います。
木陰部でも、比較的明るい部分にいるオシドリはなんとか見えますが、その背後の暗い森陰の中にいるオシドリはよく見えません。
オシドリのオスは、繁殖期特有の美しい羽根の色になっています(非繁殖期のオスの羽根は灰褐色だそうです)。
オスの近くにいる灰褐色の羽根の水鳥は、オシドリのメスです。
他のカモ類は、玉藻池の真ん中の日がよく当たる水面で泳いでいます。しかし、オシドリは池の中心部にはほとんど泳いで来ません。
ここで、オシドリをよく観察されている野鳥観察の愛好家の方によると「土日になると、巨大な望遠レンズを装着した高性能一眼レフカメラを載せた三脚がずらりと並ぶ」とのことです。時には、いい場所を確保するために、野鳥撮影の愛好家同士が喧嘩気味になることもあるそうです。
近くにある明治神宮の池と、新宿御苑の池の間を、オシドリは時々、行き来するそうですが、今年は新宿御苑側に長くいるとのことでした。
なお、仲のいい夫婦を「おしどり夫婦」とよく例えますが、実際のオシドリの番(つがい)は毎年、相手を変えるそうです。自然界ではさまざまなことが起こります。
実は、オシドリは長野県か愛知県の山奥の池にいると伺っていたので、今年の秋以降に行ってみようかと考えていました。そのオシドリを、あっけなく観察することができました。幸運でした。