ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

埼玉県比企郡滑川町にある国営武蔵丘陵森林公園では、メジロの群れに出会いました

2016年03月04日 | 季節の移ろい
 埼玉県比企郡滑川町にある国営武蔵丘陵森林公園にある梅林はウメの花の見ごろを迎えています。

 国営武蔵丘陵森林公園は、丘陵の中に広大な雑木林や広場などが続く森林公園です。その中の南部分にある梅林は、約600本・120品種が植えられた梅林で、多彩な品種のウメの花が観賞できる名所です。



 梅林がある、なだらかな斜面には、紅梅や白梅、ピンク色などの色々なウメの花が咲いています(早咲き種は花期を終えているそうです)。



 そのウメの花があちこちに咲いている梅林には、メジロの群れが来ています。



 ウメの花の蜜を求めて、メジロの群れは枝から枝へと、飛び回ります。





 残念ながら、ウメの木の枝のやや日陰部分にメジロの群れは留まりました。

 その近くには、シジュウカラも飛び回っています。ウメの木の下の地面には、ヒヨドリやツグミなどがエサを探しています。

 ウメの木の枝に、ジョウビタキが時々、留まります。





 ウメの花の薫りが漂う中、うららかな日ざしの中で、ウメの花を楽しみ、メジロなどの野鳥観察を楽しみました。

 冬鳥のジョウビタキは、そろそろ南に帰る準備を始めているようです。

 埼玉県では春の兆しが日々に強まっています。

米国ミステリー作家のディーヴァー・ジェフリーの単行本「石の猿」を読み始めました

2016年03月04日 | 
 米国の人気ミステリー作家のディーヴァー・ジェフリー(Jeffery Deaver)の単行本「石の猿」(原題はTHE STONE MONKEY)を読み始めました。

 この単行本は、約13年前の2003年5月30日に翻訳本として、文藝春秋社から発売されました。



 この単行本を購入したままで、書庫に眠っていたのを発見し、今回、読み始めました。

 この単行本は、米国ニューヨーク市の沖合に近づいた中国からの密航船が沈没する事件から始まります。10数人の密航者(不法移民)は、彼らを手引きした、中国の“蛇頭”と呼ばれる密航請負人(正体は犯罪組織の大物“ゴースト”)に、証拠隠滅のために、密航者の命を狙われます。このため、ニューヨーク市のロングアイランドの沖合いに近づいた密航船を破壊し、沈没させる行動にでます。救助ボートに乗り移った密航者たちを海辺近くでピストルで狙撃します。

 救助ボートに乗り移った10人の密航者はニューヨーク市の海岸に上陸します。中国人犯罪者の“蛇頭”(ゴースト)は、自分の顔を知った密航者たちの抹殺を始めます。その米国への密航事件を追うのが、民間の天才科学捜査員のリンカーン・ライムのチームです。密航者たちの上陸現場には、捜査チームの一員のアメリア・サックスが駆けつけます。

 犯罪組織の大物のゴーストの正体はまったく不明であり、ニューヨーク市内に逃げ込んだ密航者たちの居場所も不明です。密航者たちの命を守り、ゴーストを逮捕できるのかどうかを、読者は見守ります。

 興味深いのは、舞台が2001年か2002年ごろのニューヨーク市であることです。このため、ニューヨーク市南側のバッテリーパークに建つ世界貿易センタービル(ツイン)もそのままです。そして、携帯電話機も当時の性能です。

 2001年か2002年当時の中国はまだ貧しい国です。その当時の中国の通貨の元と、米国の通貨ドルとの交換率も当時のものです。ニューヨーク市街地に逃げ込んだ中国人の密航者たちは、米国の物価高(元との交換レートで計算するため)に驚きます。米国の性能豊かな文明設備や機器に驚きます。何でもあることに驚きます。

 現在、EUにシリア難民・移民希望者が押しかけて問題化しています。しかし、米国は不法移民問題を以前から対処し、結果として移民を受け入れてきました。現在、大統領候補者を決める選挙中の米国では、共和党の有力候補者のドナルド・トランプさんが「メキシコから不法移民を防ぐ壁を築く」と言って賛否両論が起こっています。米国は、メキシコや中国などからの移民問題を抱えたままです。

 こうした背景の下で、リンカーン・ライムのチームは、犯罪者のゴーストを追い求めます。10数年前の米国・ニューヨーク市を知る内容が興味深いです。

 なお今回、2003年に発効されたこの当該単行本は、他の単行本を探す過程で、この当時に購入した単行本の“未読本”群を一箱分、見つけた結果、読み始めたものです。