ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

愛知県半田市の矢勝川堤の「200万本の彼岸花」はまだ咲き始めでした

2011年09月17日 | 旅行
 愛知県知多半島の半田市内を流れる矢勝川(やかちがわ)は、約200万本のヒガンバナ(彼岸花)が最盛期には川堤一面に咲く名所です。ヒガンバナの花がそろそろ咲き始めるころです。

 2011年9月17日から10月2日まで第4回「200万本の彼岸花 童話の村秋まつり」を開催すると伝えるパンフレットが、名古屋鉄道の各駅に置かれています。このパンフレットに掲載してある写真を見ると、真っ赤なヒガンバナの花で川堤が覆われています。平成2年(1990年)から矢勝川の堤防にヒガンバナの球根を植える「ヒガンバナ百万本計画」が市民の手で進められてきた成果だそうです。

 半田口駅から矢勝川のヒガンバナが咲く地域はすぐ近くです。矢勝川は予想したよりは小さな川です。稲穂が実った田圃の中を流れています。市街地の中で、矢勝川の周囲だけに田圃が残っています。矢勝川は阿久比川(あぐひがわ)水系の二級河川で、東側に向かって流れているそうです。

 ヒガンバナは蕾が出始めた段階で、所々に早咲きのヒガンバナの花が数輪ずつ咲いているという感じです。





 矢勝川を流れる水流はあまり水質が良くありません。その川面にカルガモなどが数羽います。一度、コサギが10数羽、田圃の上空を飛んできたのですが、数羽が矢勝川の川面に舞い降りただけでした(コサギは通称、“シラサギ”と呼ばれている水鳥です)。



 矢勝川は土手が高く、川面が低いために、両岸の小道からは川面が見える場所と、岸辺しか見えない場所に分かれています。

 川面が見えにくい川岸では濃いピンク色のクズの花が咲いていました。



 クズの蔓は地面を這うような感じで伸びていました。荒れ地の感じです。

 ツバメが数羽、川面の上を曲芸飛行して飛んでいる中に、カワセミが1羽飛んできました。残念ながら、川面が見えない川岸に降り、姿を見失いました。こんなに水質が汚れた川でもカワセミが住んでいることに驚きました。矢勝川の水質が悪いのは、下水をそのまま流しているためと思いました。水面に泡が立っている川は、最近は少ないと思っていたのですが。

 9月17日土曜日から始まる半田市の「童話の村秋まつり」では、矢勝川堤に駐車できるスペースが無いために、臨時駐車場を設け、シャトルバスによってヒガンバナの花が咲く会場に送るそうです。風情を楽しみたいものです。

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2 コメント

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茅ヶ崎市などを流れる小出川沿い (梅干し星人)
2011-09-18 20:11:29
9月下旬になると、茅ヶ崎市や藤沢市、寒川町の境を流れる小出川沿いにでは、彼岸花が約3kmにわたって一面にさきます。小出川の川沿いはのどかな田園風景が見られます。秋らしい日をぷらぷらと散歩して過ごすには最適な場所です。
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童話の村秋まつり (お目が)
2011-09-20 12:13:21
半田市の「童話の村秋まつり」は童話作家の新美南吉(にいみ なんきち)の故郷であり、童話の舞台である半田市(当時の半田町岩滑(やなべ))には、新美南吉記念館や彼の実家などがあります。
雑誌『赤い鳥』出身の作家で、彼の代表作『ごん狐』(1932年)はこの『赤い鳥』に掲載されています。
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