ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

JR大崎駅に久しぶりに行って、その副都心のビル群の発展振りに驚きました

2011年08月25日 | 日記
 JR山手線の大崎駅に久しぶりに降り立ってみて、周囲のビル群の発展振りに驚きました。東京中心部の再開発は留まる所を知らないことに驚きました。山手線の電車の車窓から見ると、山手線の内側は、隣の五反田駅近くから大崎駅までビルが建ち並んでいます。

 今回改めて驚いたのは、大崎駅の山手線外側のビル群の発展でした。2007年10月に、明電舎の工場跡地に建設された地上30階の高層ビル「ThinkPark」のことは、何となく東海道新幹線の車窓から見て知っていました。

 ThinkParkビルの南側(品川駅寄り)にあるソニー大崎西テクノロジーセンター跡地に、2011年2月にソニーは高層ビルを建設しました。山手線の外側のビル群がどこまで発達するのか気になります。



 太陽の位置が悪く、高層ビル表側が陰になっています。向かって右側がThinkParkビル、左側がソニーのビルです。

 1987年に日本精工大崎工場跡地に、「大崎ニューシティ」と名付けられたビル5棟のビル群が建って、日本精工の本社などが入居したことを覚えています。



 大崎ニューシティから五反田駅側に向かって、ビルが次々と建ちました。

 その後、1999年に「ゲートシティ大崎」という高層ビル2棟が建って、副都心らしくなりました。



 2002年12月から、JR大崎駅はりんかい線や湘南新宿ライン、埼京線が通る駅になってターミナル駅になりました。最初に、湘南新宿ラインの電車に乗った時は、横浜駅までの到着時間の早さに驚いたり、JR川崎駅を通過しないことに戸惑ったりしました。山手線の一つの駅から首都圏近郊に行くターミナル駅に大変身していました。

 東京中心部の再開発は、JR品川駅の東側(港南口)や新橋駅の東側(汐留口側、旧汐留貨物駅)に高層ビル群が建ち、かなり進行しました。東京中心部の高層ビル建設はどこまで続くのか、予想もつきません。変身の速さにただ驚くばかりです。知らない街は増えています。

秩父市の玉木家の「地酒ケーキ」というカステラが気に入っています

2011年08月24日 | グルメ
 埼玉県秩父市やその近郊には1年間に数回行っています。秩父市に行くと、秩父鉄道秩父本線の秩父駅構内にある秩父地場産センターに寄って、お土産に買うことが“習わし”になっています。

 秩父地場産センターに行くのは駐車場に車を駐めやすいからです。秩父市内は古い街道沿いに市街地が発達しているために、“生活”道路は駐車しにくい道幅になっているからです。

 秩父地場産センターで買うお土産の定番は、秩父市内の菓子工房玉木家の「地酒ケーキ」です。この地酒ケーキは、和風カステラに地酒の「秩父錦」という吟醸酒をしみ込ませたものです。



  白いカステラ生地が特徴です。あっさりとした味の中に、飽きの来ない風味があり、また食べたくなる味です。日本酒がしみ込んでいるので、日持ちします。冷蔵庫で少し冷やして食べると、一層美味しいです。

 この地酒ケーキは比較的地味な包装紙に包まれています。



 包装紙を開けると、銀紙に包まれたカステラが出てきます。



 先日、同様の趣旨の酒カステラを他県の某所でお土産として買い求めたのですが、味は玉木家の「地酒ケーキ」の方が好みと再確認しました。

 秩父市番場にある玉木家のお店の前も通ったことがあるのですが、やはり道幅から考えて駐車しにくい感じでした。生活感のある街並みでした。

 秩父駅を通る秩父鉄道秩父本線は現在、たぶん私鉄か第三セクターとして運営されているようです。埼玉県の羽生市の羽生駅から熊谷駅を経由し、秩父市山奥側にある三峰口駅までを結んでいます。

 東京の方々は、西武池袋線の池袋駅から西武秩父駅まで乗ることが多いと思います。西武秩父駅と秩父駅は少し離れています。観光客の多くは、西武秩父駅に隣接した商業施設「仲見世通り」でお土産を買っています。こちらの方が観光客で賑わっています。

ミステリー作家の服部真澄さんの新刊「天の方船」を読み始めました

2011年08月23日 | 
 ミステリー作家の服部真澄さんの新刊「天の方船」を読み始めました。8月初めに大型書店に行った際に、緑陰で読む本として買い求めたものです。服部さんは最新のテクノロジーをミステリー作品として消化して読ませる点で、実力がある作家です。

 新刊「天の方船」は2011年7月7日に講談社から発行された、服部さんの最新本です。



 服部さんのこれまでの作品と同様に、ページ数が520数ページもある分厚い単行本です。現在、まだ1/3ぐらいまでした読んでいません。今回のテーマはODA(Official Development Assistance、政府開発援助)にまつわる利権話の顛末(てんまつ)記です。本書は、8月21日日曜日の朝日新聞の書評欄に取り上げられ、ODAの実態が取り上げられたミステリー小説として、高く評価されていました。

 まだ、1/3ぐらいまでした読んでいませんが、真面目で地味な苦学生だった主人公がコンサルティング会社に就職し、ODAに関わっていく職業につく導入部は見事なフィクションです。しかし、ODAの実態を説明するための長い“脚注”を読んでいる気分になることも実感です。読者に、ODAの実態を説明する知識を、面白く与えるためのフィクションとしての工夫が足りないと感じています。

 まだ読みかけの「天の方船」についてはここまでとし、服部さんのこれまでの作品についての感想を書きたいと思います。

 着想のうまさを感じたのは、2010年6月に発行された「KATANA」(発行は角川書店)です。



 タイトルになった「カタナ」とは、豊臣秀吉が行った刀狩りを意味しています。米国の銃保有を許している現状を、あるハイテク技術を利用して銃規制を実現する未来話です。どんな結末に向かって話が展開していくのか読めないのに、話の展開が面白くて途中で止められない本です。展開の見事さに脱帽しました。

 2008年2月に発行された「エクサバイト」(発行は角川書店)は、超小型記録装置を実現した人類が記憶の必要性を変えてしまう小説です。ハイテクの説明が回りくどいためか、好き嫌いが分かれる作品です。発想のすごさに感心しました。

 一番好きな服部作品は、実はハイテク技術を織り込んだミステリー作品ではありません。現在は文庫本でした入手できない「清談 佛々堂先生」(発行は角川書店)と「わらしべ長者、あるいは恋 清談 佛々堂先生」(発行は講談社)の2冊です(大きな書店で探しても単行本は見つからず、文庫本も置いてある店が少ないようです)。シリーズなのに発行元が違う点が興味深いです。服部さんの多彩な才能を感じさせる作品です。でも、読者の支持をあまり受けていない不思議な作品です。好き嫌いがある点が小説の魅力なのかもしれません。

近所の街路樹の根元では、今年もオシロイバナの花が咲いています

2011年08月22日 | 季節の移ろい
 太平洋高気圧が南下したため、猛暑が一転して、涼しい日々となっています。日中の気温が35度(摂氏)程度から20数度と10度以上も下がり、早朝は寒いぐらいになりました。

 日本列島を覆う高気圧が、南側の太平洋高気圧から北側の日本海側の大陸高気圧に切り替わると、気温が激しく下がるものです。気温が10度下がると、季節は数カ月も進んでしまいます。

 近所の家の庭に植えられた木々の中には、先週までの猛暑よって、日中に水不足になったためか、一部の枝が紅葉し、変色しています。これまでの猛暑が約10日間も続いたための異変のようです。

 近所に並ぶ街路樹の根元には、毎年、オシロイバナが芽生えて、濃い赤色や黄色の花を咲かせます。





 なかなか風情のある花です。

 オシロイバナは花期が終わると、黒い種が多数できます。地面に落ちた種が毎年発芽して育って、花を咲かせると推定しています。

 オシロイバナに黒い実がなると、子供たちが実を取って遊び道具の“おしろい”代わりに使って遊ぶために、「オシロイバナ」と呼ばれるようになったそうです。

 街路樹の根元にある、小さな地面の空間は野草にとっては生き残りをかけた戦いの場です。いろいろな野草がひっそりと芽生えています。今は背丈が50センチメートル以上に大きくなったオシロイバナの葉陰に隠れています。

 盛夏を過ぎたためか、よろよろと飛ぶアブラゼミが、時々います。成虫としての短い寿命を懸命に鳴いています。



 アブラゼミは、桜の木などに多数が留まって、騒がしく鳴いています。晩夏の季節の始まりです。時が過ぎる早さを改めて感じています。

宮城県と山形県の県境近くにある蔵王の火山湖であるお釜は霧に包まれました

2011年08月20日 | 旅行
 宮城県と山形県の県境近くにそびえ立つ蔵王連山にある火山湖の「お釜」はたちまち霧に阻まれ、姿が見えなくなりました。お釜(五色沼)は、蔵王連山の蔵王刈田岳と熊野岳、五色岳の三山の峰に囲まれた円形の火口湖です。火口に雪や雨がたまってできた火山湖だそうです。

 お釜の湖面は晴れれば、きれいなエメラルドグリーン色に輝きます。



 火山湖の周囲の赤茶けた火山礫の中に、エメラルドグリーの湖面が映えます。



 お釜の奥に見える中央火口丘が五色岳(標高1674メートル)なのだそうです。

 到着して10数分間はエメラルドグリーン色に染まった、お釜の湖面がよく見えました。ところが、熊野岳方向からの上昇気流に乗って霧が上がってきました。お釜の上に霧が広がります。



 続いて、今度は蔵王刈田岳方向からも霧が流れてきて、数分でお釜の湖面がたちまち見えなくなりました。少し待ったのですが、霧は晴れませんでした。エメラルドグリーの湖面が見えない日もあると、初めて気が付きました。

 お釜が眼下に見える“馬の背”付近では、火山礫の土壌の中で、ヤマハハコが点々と咲いていました。お釜にのぼる入り口となる山岳道路のエコーライン付近では、ミヤマアキノキリンソウが咲いていました。


 
 黄色い小さな花がきれいでした。

 またウツボグサも開花期は過ぎていましたが、先頭に花が少し残っていました。



 今回のお目当てだったエゾリンドウ(蝦夷竜胆)の花はまだ蕾でした。開花間近のエゾリンドウを3本見つけました。

 蔵王連山も頂上付近は秋を迎えつつあるようです。季節の移ろいは早いものです。