京都国際マンガミュージアムで開催中の特別展
『ぜんぶ!やなせたかし!」展を見に行ってきました。
入口すぐのパネルには、
大きな文字で書かれたメッセージ
「なんのために生まれて
なにをして生きるのか
わからないまま終わる
そんなのは いやだ!」
やなせさんの代表作『それゆけ!アンパンマン』の
オープニングテーマ『アンパンマンのマーチ』からの言葉ですが、
もう、これでいきなりのK.O.でございます。
ここで耳に入ってきたBGMは
やなせさん作詞の『手のひらを太陽に』
「手のひらを太陽に透かしてみれば
真っ赤に流れる僕の血潮
みみずだって、おけらだって、あめんぼだって、
みんなみんな生きているんだ 友だちなんだ」
いきなり涙があふれてしまいました。
展示はというと、
御年91歳のやなせさんの生い立ちから現在まで
写真や作品で知ることができます。
5歳で父親を亡くし、7歳のとき母親が再婚、
伯父(父の兄)夫婦に引き取られたやなせ少年は、
毎日これほど涙がでるものかってほど泣いて暮らしたそうです。
息子をおいて再婚した母の悪口が耳に入るたび
小さな胸を痛めて育ったのでしょう。
そういったエピソードを知った上で触れた
『やさしいライオン』を、どうして泣かずに読めるものか
手塚治虫氏の協力で制作されたこの作品のアニメも上映されていたので
泣きながら全部見てしまったョ。
「アンパンマン」も元々は
戦争で飢餓のもとにある子どもたちに
アンパンを配るパン屋のおじさんがヒーローだった。
自らの戦争体験や、最愛の弟を戦地で亡くしたことなど
影響しているのかもしれない。
編集者に「ヒットするわけがない」と言われたキャラクターが
こどもたちに大ウケした理由を
「単に食べものだったからでしょう、こどもは食べものが好きですから」と、
やなせさんは謙遜したけれども、
具体的でないにしても子どもたちは何かを感じているのではないか。
やなせさんのやさしい絵を見ているとそんなふうに思ってしまった。
「若い時は消えてしまいたいと何度思ったか知れないのに
晩年を迎えた今になってもっともっと生きたいと思うから不思議だ」
(↑わたしのうろ覚えなので、正確な言葉ではないです)
と、語るやなせさん。
91歳とは思えないパワフルさで
また温かい作品を生み出してほしいと思います♪
原画や関連資料が300点、じっくり見てたら2時間くらいかかっちゃいました。
(そのあいだ、泣きっぱなしやし)
もう「アンパンマン」と、やなせさんがすっかり好きになってしまったmarumoです♪
『ぜんぶ!やなせたかし! ~ビールの王様・詩とメルヘン・アンパンマンetc.~』展は、
京都国際マンガミュージアムで12月26日まで開催しています!
ぜひぜひ見に行ってください♪
☆
烏丸通りでは、ケヤキの落葉もはじまり
秋の雰囲気を醸し出していましたが、
そのすぐ横には、かわいいヒマワリが元気に咲いていました♪
アンパンマンマーチ♪(フルバージョン)
『アンパンマンのマーチ』で、また号泣~
このまま寝たら完全に目~腫れるな。
■京都国際マンガミュージアム 秋の特別展
ぜんぶ!やなせたかし! ~ビールの王様・詩とメルヘン・アンパンマンetc.~
~12月26日
国際マンガミュージアム
ミュージアム入場料(常設展)+特別展 大人1000円
※11月3日(祝・水)は「まんがの日」「関西文化の日」につきミュージアム入場料は無料
■アンパンマン
ポチ Please♪
(撮影日:10月25日 ケータイにて)
アンパンマンのあんは、粒あんなんだって♪知ってた?
…っと驚きつつ…。
実は以前(2005年)に伊勢丹のミュージアムでひらかれたアンパンマン展で、やなせさんにはまった私です。
その時に買った書籍「人生なんて夢だけど」で、やなせさんの人となりを感じ、尊敬した次第。
よかったら貸し出しするよ。
ぜひ読んでほしい!!
なんと、マンガミュージアム初訪問にもかかわらず、
その感想は一切でてこないこの記事・・・
もう、やなせさんのことで頭がいっぱいです。
考えると涙が止まらないのが困りものですよ。
粒あんは、やなせさんがこしあんよりも好きらしい♪(私と一緒♪)
wikiの知識なので、真実かはわかりませんがw