この日、植物園を訪ねたのは、
開催中の展示とイベントに参加するためでした♪
「サトザクラ展」と「たそがれ・桜・そぞろ歩き」。
植物園の技術課のスタッフさんの説明で
園内の桜を案内してもらえるイベント「たそがれ・桜・そぞろ歩き」。
このイベントが17時からで、それまでに集合すればよいとのこと。
集合場所も「サトザクラ展」が開催されている植物園会館なので、
「集合前に展示を見ればいいや」ってことで後回しにしたのよね。
しかし、甲子園球場6個分という広大な敷地のこの植物園。
駆け足で回っても3、4時間ぐらいじゃ回りきれず、
結局集合時間ギリギリ…(毎度こんな感じですがw)
「サトザクラ展」も満足に観覧できずにチャチャっと写真を撮っただけです。
ゴメンナサイ・・・
約70種もの切り枝が展示されていたそうです。
「たそがれ・桜・そぞろ歩き」では、
見ごろだったサトザクラの事を中心に、
府立植物園にまつわる歴史やエピソードも聞けて楽しかったです♪
また、こういうのあったら参加しようかな♪
参加者のなかには、
話を聞きながら熱心にメモを取っている方も。
私も今度はちゃんとメモとペンを持って参加しようw
桜のほとんどの種類は人の手で交配してつくったものだそうで、
その点、薔薇にも似ているなあ、と思ったら
そうか同じバラ科なんだな、桜も♪
案内をしてくださった植物園のスタッフの方が
イベントの最後に話された言葉が印象的でした。
「きれいだな~」って私たちが今見ている桜は、
50年も60年も前に植えられたもの。
当然、植えてくれた先輩が居たからこそ、こうして楽しめる。
だから、私たちにもそれを引き継いでゆかなければならないと思う。
(↑私の記憶で書いています。語られた言葉そのものではありません)
植物園の植物は勝手に生えているんじゃなくて、
代々の職員さんが苦労して管理されてきたから、
素晴らしい状態で鑑賞できるんですよね。
大好きな植物園に益々愛着の沸いた約1時間のイベントでした。
■京都府立植物園
9~17時(入園16時まで) 大人:200円
☆ 開園時間延長中 ☆
~5月31日(木)18:30まで開園(入園は18時まで)
ポチ Please♪
(撮影日:4月24日)
ほかのお花も、色々美味しそうなおやつも
目で味わいました
カレル・チャペックの「園芸家12ヵ月」(中公文庫)の最後にも、同じ意味のことが書かれています。
「われわれ園芸家は未来に生きているのだ。バラが咲くと、来年はもっときれいに咲くだろうと考える。10ねんたったら、この小さな唐檜が1本の木になるだろう、と。早くこの10年がたってくれたら!50年後にはこのシラカンバがどんなになるか、見たい。本物、いちばん肝心のものは、わたしたちの未来にある。新しい年を迎えるごとに高さとうつくしさがましていく。ありがたいことに、わたしたちはまた1年齢をとる。」
「ありがたいことに」は皮肉と、ちょっと寂しさが込められているような・・・
造園される方々は、自分たちの思いを未来に託しているんですね。
そういう思いが集約された植物園や庭園の数々
これからも、マイペースであちこちの写真アップ
お願いします
2人の別々の人が語った言葉ですが、
並べてみると思いは同じというか、
植物に対する愛情と責任が感じられますね!
私がいつも楽しませてもらっているこの植物園も、
広大な敷地に膨大な数の植物を抱えている割に、入園料が大人200円。
しかも、訪れる大半は入園料フリーの高齢の方が多い様な気がします。
きっと経営も厳しいなか工夫を凝らし管理運営されていると思うので、
本当に感謝しなくてはと毎回大事に観覧させてもらっています。
そんななか、平気で植物を折ったり、盗んでいった跡など見ると
本当に腹立たしく悲しくなります。
なんか、話がそれましたね、ゴメンナサイ