まるも日記

その日みつけた新しいこと綴ろうかな

城南宮のあれこれ…

2008-03-10 21:57:24 | おでかけ京都

前記事でレポートしたしだれ梅のある春山ですが
あれは神苑のほんの一部


社殿を取り巻くように造営された
広大な敷地が5つの庭によって構成
これがまた、それぞれ個性的なの♪


順路に従って進んでいくと
春の山の次に通るのは平安の庭


平安貴族の寝殿造の邸宅の庭園の雰囲気らしい
秋は池の周りの紅葉が美しそう♪
毎年、春と秋にある曲水の宴はここで催されます


ちょうど水やりの時間でした


お次に通ったのは室町の庭
池泉廻遊式庭園。静かな佇まいのお茶室では
お抹茶もいただけるそうです。




ココの鯉はみんなとっても美しいお姿
なんかセレブなかんじの鯉だったわ♪


このお庭で注目したのがこの枝垂桜

ものすごい迫力でしょっ!!
花咲いたらかっこええやろな~

でも、この写真を撮ったポジション、
通り道が狭くってさぁ、
花なんか咲いちゃったらこりゃ、
記念撮影の激戦区と化すよ、絶対に。


室町の庭のすぐよこにあるのは桃山の庭
安土・桃山時代の気風の庭とのことですが
…写真撮り忘れました。
美しく広がる芝生が印象的なお庭でした。


で、ラスト5つ目は城南離宮の庭
その昔、白河上皇によりこの地に造営された離宮が
もっとも華やかだったころを表現した枯山水庭園



美しく剪定された背の高い木を背景にすると
英国風の庭園の風情もちょっと感じたりして…
現代的な雰囲気の庭だったな~


 *

この日は、梅のほかに
椿もぼちぼち咲き出していました
例年よりちょっと遅れているみたい。



別名、源氏物語 花の庭といわれるだけに
四季折々の花が100種以上植栽されているそうで
1年中お花が楽しめそう♪

そして、全部の花に丁寧な名札が付いていて
とってもわかりやすいんだよ~


春の七草が植えてあったところには
立派なすずな(かぶ)が実ってました♪
横にはすずしろ(大根)も♪




 *

平安遷都にあたり
都の南に守護神として創建された城南宮
ご祭神は国土守護の国常立尊、
武勇に秀でた八千矛神(大国主命)と
安産と育児の神の息長帯比売神(神功皇后)



こちらのご神紋は神功皇后の旗印にちなみ
日・月・星の三光の紋

鳥居の中央にもちゃんと光ってる♪


鬼瓦にも♪



 *

手水舎には、その水を飲むと
「あらゆる病が治る」という菊水若水
じゃんじゃん気前良く流れています。


先に紹介した神苑、楽水苑のなかを流れる
小川や池もこの水が流れているそう

そやし、池の鯉もあんなに美しいんやろか?!


 *

楽水苑、春の山のすぐ脇は国道1号線。
ごっついダンプがすぐ横で行き来しているとは
思えん優雅な空間でした~




で、西側の門からはいってすぐの所からは
なんと、春の山がちらっと見えちゃう
ひそかな大サービスがあったりして♪


↑これ、苑外から撮りました。



いや~、やっと来れた城南宮
ウチから遠いけど、これからの花の季節
さくら…つつじ…藤…
またまた訪問してしまいそうな予感がするのだー
(「杜若の小道」なんか、ちょっと気になる~)





■方除の大社 城南宮
神苑拝観は9~16時半(受付16時まで)
神苑「楽水苑」拝観料:大人500円
境内自由





(撮影日:3月7日)



城南宮の四季―水野克比古写真集 (京・古社寺巡礼)
水野 克比古
東方出版

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