前記事でレポートしたしだれ梅のある春山ですが
あれは神苑のほんの一部
社殿を取り巻くように造営された
広大な敷地が5つの庭によって構成
これがまた、それぞれ個性的なの♪
順路に従って進んでいくと
春の山の次に通るのは平安の庭
平安貴族の寝殿造の邸宅の庭園の雰囲気らしい
秋は池の周りの紅葉が美しそう♪
毎年、春と秋にある曲水の宴はここで催されます
ちょうど水やりの時間でした
お次に通ったのは室町の庭
池泉廻遊式庭園。静かな佇まいのお茶室では
お抹茶もいただけるそうです。
ココの鯉はみんなとっても美しいお姿
なんかセレブなかんじの鯉だったわ♪
このお庭で注目したのがこの枝垂桜!
ものすごい迫力でしょっ!!
花咲いたらかっこええやろな~
でも、この写真を撮ったポジション、
通り道が狭くってさぁ、
花なんか咲いちゃったらこりゃ、
記念撮影の激戦区と化すよ、絶対に。
室町の庭のすぐよこにあるのは桃山の庭
安土・桃山時代の気風の庭とのことですが
…写真撮り忘れました。
美しく広がる芝生が印象的なお庭でした。
で、ラスト5つ目は城南離宮の庭
その昔、白河上皇によりこの地に造営された離宮が
もっとも華やかだったころを表現した枯山水庭園
美しく剪定された背の高い木を背景にすると
英国風の庭園の風情もちょっと感じたりして…
現代的な雰囲気の庭だったな~
*
この日は、梅のほかに
椿もぼちぼち咲き出していました
例年よりちょっと遅れているみたい。
別名、源氏物語 花の庭といわれるだけに
四季折々の花が100種以上植栽されているそうで
1年中お花が楽しめそう♪
そして、全部の花に丁寧な名札が付いていて
とってもわかりやすいんだよ~
春の七草が植えてあったところには
立派なすずな(かぶ)が実ってました♪
横にはすずしろ(大根)も♪
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平安遷都にあたり
都の南に守護神として創建された城南宮
ご祭神は国土守護の国常立尊、
武勇に秀でた八千矛神(大国主命)と
安産と育児の神の息長帯比売神(神功皇后)
こちらのご神紋は神功皇后の旗印にちなみ
日・月・星の三光の紋
鳥居の中央にもちゃんと光ってる♪
鬼瓦にも♪
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手水舎には、その水を飲むと
「あらゆる病が治る」という菊水若水が
じゃんじゃん気前良く流れています。
先に紹介した神苑、楽水苑のなかを流れる
小川や池もこの水が流れているそう
そやし、池の鯉もあんなに美しいんやろか?!
*
楽水苑、春の山のすぐ脇は国道1号線。
ごっついダンプがすぐ横で行き来しているとは
思えん優雅な空間でした~
で、西側の門からはいってすぐの所からは
なんと、春の山がちらっと見えちゃう
ひそかな大サービスがあったりして♪
↑これ、苑外から撮りました。
いや~、やっと来れた城南宮
ウチから遠いけど、これからの花の季節
さくら…つつじ…藤…
またまた訪問してしまいそうな予感がするのだー
(「杜若の小道」なんか、ちょっと気になる~)
■方除の大社 城南宮
神苑拝観は9~16時半(受付16時まで)
神苑「楽水苑」拝観料:大人500円
境内自由
(撮影日:3月7日)
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