吹奏楽の大音量もいいが、弦の調べはその繊細さが私たちの心を癒してくれる。その弦の中でも、マンドリンが奏でるトレモロの音が私は大好きだ。過日、マンドリン演奏委に出かけマンドリンの調べに酔った。
1月28日(日)午後、日本マンドリン連盟北海道支部が主催する第53回の「マンドリン四重奏演奏会」がかでるホールで開催されたので参加した。
私は確か過去にも「マンドリン四重奏演奏会」に参加したことがあると記憶していたので調べたところ2020年に一度参加していた。
その際に演奏されたグループの数がマチマチなのに、なぜ「マンドリン四重奏会」と銘打つのだろうか、と拙ブログに記した記憶があった。それは結局、マンドリンアンサンブルの場合、マンドリン1、マンドリン2、マンドラ、マンドセロの4つのマンドリンで演奏するのが基本であることから連盟としては、敢えて「四重奏」と銘打ったものと理解していた。
※マンドリンの種類を説明するためにウェブ上から写真を拝借しました。
写真左からマンドリン1、マンドリン2、マンドセロ、マンドラです。
今回もまた、演奏者たちの数、組み合わせはマチマチだった。演奏者名と演奏者の数、そして曲名を記すと…、
【第1部】
◆札幌月寒高校マンドリン部〔musica〕 小合奏 8名
◇モルガン/オリーブの首飾り
◇マルキーナ/エスパニアカーニ
◆札幌月寒高校マンドリン部〔ネブローザ〕 小合奏 7名
◇チャイコフスキー/白鳥の湖より「情景」
◇ブラッコ/闘牛士
◆札マンスノーマンズ 4重奏 4名
◇武藤理恵/紫陽花に恋してる
◇B.クルー、B.ゴーディオ/君の瞳に恋してる
◆Sound-Hole 3重奏 3名
◇J.ダウランド/涙のパヴァーヌ
◇ながえわかこ/「えぶたんのほっぺ」より 3.おにいちゃんすごいね
【第2部】
◆札幌月寒高校マンドリン部〔エルモルトベッロ〕 小合奏 8名
◇マチョッキ/ジプシー風狂詩曲
◇チャイコフスキー/舞踏組曲「くるみ割り人形」より 行進曲
◆ノルディコ・クインテット 5重奏 5名
◇U.ボッタキャーリ/間奏曲「祈り」
◇ファリア/歌劇「はかなき人生」より スペイン舞曲
◆札幌マンドリン倶楽部 四重奏 4名
◇S.ラフマニノフ/ボカリーズ
◇篠原義彦/越冬つばめ
◆トリオデルカーナ 3重奏 3名
◇アイルランド民謡/Down By Sally Gardens
◇椎名林檎/獣往く細道
このように「四重奏会」といっても演奏者の数はマチマチだった。
※ 2020年のときは写真の規制はなかったのだが、今回は厳しく規制された。そこで2020年の際の月寒高校マンドリン部の小編成の写真を再掲しました。
演奏会の方だが、先に記したように私はマンドリンのトレモロの音を聴くのが大好きである。あのどこかもの悲しげにも聴こえてくるマンドリンの音は、日本人の郷愁をかきたてる要素があるのではないかと思えてくるのだ。
演奏者は老若男女、高校生からシニア世代までバラエティに富んでいたが、世代による違いを垣間見せる場面もあったが、誰もがマンドリンをこよなく愛していることが伝わってくるステージだった。
機会があるごとにこれからもマンドリンの音を追ってみたい。
本文で表したとおり、私にとってマンドリンの調べはとても心地よく、その繊細な音が大好きです。
前回の私の投稿もご覧いただいていたんですね。
これからも機会あるごとに聴かせていただきたいと思っています。どうぞよろしくお願いします。