池袋の東京芸術劇場シアターイーストでやっている
「あの大鴉、さえも」を観てきた。
キャストは小林聡美、片桐はいり、藤田桃子
演出は小野寺修二
「現代演劇のルーツと言えるアングラ世代の戯曲を
若手・気鋭の演出家が大胆に現代の視点で読み直す、
東京芸術劇場“ROOTSシリーズ”の第四弾!」
だそうです。
竹内銃一郎という脚本家が36年前に書いて
岸田戯曲賞を受賞したという作品らしい。
爆笑のナンセンス・コメディとうたわれているけれど
小林聡美と藤田桃子はまじめだったなー。
一人、片桐はいりだけがコメディやってたけど。
身体パフォーマンスを重視した演出だったからかもしれないけど
もうちょっと笑えたら、よかったかなー。
ねえ、女優がやるんじゃなくて
芝居のうまい男優3人がタッグを組んで
笑いの間を抜群の勘所でとりながらやってくれたら
爆笑ものだったのではないかと
ちょっと残念な余韻が残っているのです。
小林聡美はせりふ回しがうまいと思うし
藤田桃子はパフォーマンスが決まっていた。
要は、演出意図は爆笑ナンセンス・コメディではなかったのかな。