「ブックカバーチャレンジ」
DAY2
シェリロゼの井垣利英先生から回ってきたブックカバーチャレンジの2冊めは、村上春樹さんの『走ることについて語るときに僕が語ること』
村上春樹さんの本は何冊か読んでいて面白いと思っていたけれど
根っからのファンになったのは、この本を読んでから。
むしろエッセイのほうが、作家の本質をとらえているのかもしれないと、思ったり。
読んでみて、村上春樹さんがじつに本格的なランナーであることにおどろきました。
走り始めたのは1982年の秋。33歳のとき。
以来、ずっと走り続けている。
「誰かに故のない(と少なくとも僕には思える)非難を受けたとき、
あるいは当然受け入れてもらえると期待していた誰かに受け入れてもらえなかったようなとき、
僕はいつもより少しだけ長い距離を走ることにしている」そうです。
ただひたすら走ること。
肉体の声を聞き、身体を調整する。
精神だけ肥大するというアンバランスな危険を、走ることで回避して、平衡を保っている。
そうした確固たる意志のもとに、ひたすら走り続け、小説を書いてきたんだなーと思えて、がぜん、大好きな作家になったのでした。
★コロナで大変だけど、よい日々を。
平和であるよう祈りたい!!