見出し画像

サラ☆の物語な毎日とハル文庫

赤土の島

プリンスエドワード島は赤土でできた島です。
道も赤なら、海岸の地層も赤。ジャガイモ畑も赤。
だから、特別な場所のような気がするのかしらね。





『赤毛のアン』でも、冒頭のところでアンがマシューにこんなふうに話しています。

「この赤い道とてもおもしろいわ。シャーロットタウンで汽車に乗ってから、赤い道路をわきに見てどんどん通りすぎて行くので、どうしてあんなに赤いのってスペンサーの小母さんにきいたのよ。
そうしたら小母さんにもわからないんですって。
そして、後生だからこれ以上なにもきかないでちょうだい、もう千くらいもきいたじゃないのって言いなすったわ。
そのくらいはきいたかもしれないって、あたしも思うの。
でもわからないことをきかなかったら、どうしていろいろなことがわかるのかしら。
ねぇ、どうして道が赤くなるの?」

このアンの投げかけた質問に、マシューは答えられません。
「そうさな、どうしてかな」

「いいわ。それもいつか、しらべだすことの一つだわ。
これから発見することがたくさんあるって、すてきだと思わない? 
あたししみじみ生きているのがうれしいわ……世界って、とてもおもしろいところですもの。」

そうアンは言っています。

さて、このアンの疑問に、ガイドのミカさんが答えてくれました。
「土の成分に二酸化鉄が多く含まれるために、色が赤くなるんです」

なるほど…。
そうなんですね。
だけど、二酸化鉄が多く含まれると、どうして赤土になるのでしょうか…。
サラの疑問はまだまだ解決されてはいません。

また、プリンスエドワード島には岩がないのだとか。
石造りの家を建てるときなどは、隣の州から石を運んでくるのだそうです。

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「赤毛のアンへの誘い」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事