サラ☆の物語な毎日とハル文庫

『小説家になって億を稼ごう』って…、作家って儲かるのか?

 

 

こんにちは!

ハル文庫の高橋です。

今日は曇りです。

どうやら一日中、曇りっぽいようです。

 

積読(つんどく)だった、松岡圭佑著『小説家になって億を稼ごう』(新潮新書)を、

やっと読みました。

億を稼ぐのは、ユーチューバーや投資家だけじゃない。

作家を忘れちゃアいませんか?

 

という切り口で、本気で小説の書き方から売りこみ方、売れた挙句の処世術まで網羅した

実録・億を稼ぐ作家への道です。

 

作家で稼げる人なんてほんの一部。多くの作家は稼げない(貧乏?)という通念を

ひっくり返して、優れた才能を本の世界に取り込みたいという意図があるようです。

それから、万が一、売れた後の身の処し方も伝授しておきたい…。

 

人それぞれ、創作の方法は違うと思いますが、

〝登場人物のキャラ設定をがっちり固めたうえで、キャラ同士の関係性重視の

自由発想によって小説(物語)を生み出す〟手法(あとがきの中の説明を引用)は、

たしかに面白いものがあります。

 

登場人物を決めたら、その人物像にあてはまる俳優・女優さんの写真を

壁に張り出す(小説の中の人物設定やプロフィールなども写真の下に書き出しておくのだとか)

それから物語の舞台となる場所をイメージするために

ぴったりの背景写真(風景写真)も3種類(3枚)壁にはっておく。

大都会ならマンハッタンの写真とか、海辺の物語なら湘南の海の写真とかでしょうか?

 

そして写真をいつもみながら、まずは「想造」する。

(つまり想像しながら物語を作っていくということらしい)

 

そのうち登場人物同士がイメージのなかで自発的に動き出し、物語が生まれていく。

面白いと思います。

なるほど!

 

物語の構成など考えずに、たとえば「匂い」であるとか、

「情景」であるとかを最初にイメージして、

そこから書き始めるという作家もいますから

こうしてがっちり固めながら書いていく手法は、

はじめて物語に取り組む方には有効かもと思います。

本気でやれば誰でも小説が書けそう。

 

ただねぇ、と思いました。

問われるのは小説のクォリティ。

クォリティの高さ、奥深さなくして、

読者を納得させることはできないと思うのですがねぇ。

そのためには、もうムチャクチャ頑張らないと。

その頑張る才能があるかどうかが問われるのだと思います。

 

それにしても、ご自身が億を稼ぐベストセラー作家の松岡圭佑さんが語る

ベストセラー作家になる方法、

「謙虚であれ」と指南されているところとか、

きっと本気だと思いました。

ビジネス書としても読めるので、興味がある方はよかったら、です。

 

それでは今日も、素敵な1日をお過ごしください。

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