サラ☆の物語な毎日とハル文庫

生徒の前で転んでしまった先生は、マイクに向かって…

↑ 高橋のメイ言「トンネルのむこうはいつも青空」

 

おはようございます!

ブログ管理人の高橋です。

窓の外を見上げると、どこまでも青空が広がっています。

 

さて今日は、ハル文庫によく来ている中学生の歩ちゃんから聞いた話です。

 

☆担任のアライ先生って、みんなが大好きな先生なの。

3月の学年最後の集会のとき、

みんなが集合している講堂に、入り口から遅れて入ってきたアライ先生は

慌てているみたいで、足をどうかしたのか、途中でバタッと転んだんです。

それでね、みんな大丈夫かなー、ケガとかしてないかなーとザワザワしてたわけ。

びっくりするよう転び方をしちゃったから、心配したのね。

いい先生だから。

 

先生はちょっと痛そうに足をさすって起きあがり、

すっくと立って、みんなの前においてあるマイクのところまで行きました。

そしてこう言ったの。

 

『みなさん。人生は今のように転ぶこともある。

挫折することもある。

一回どころか何回もあるかもしれない。

そのたびに起きあがって、前に進むことが大事なんです』

 

みんなえーっと思ったわけよ。

あれ演技だったのーッ!

すごーい。

ぜったい、わすれないよー。いい先生だー

 

って教室に戻ってから、みんなで話したの」

 

そういう話でした。

ハル文庫では、サラ☆さんが名言集の仕事に忙殺されているらしい

こともあり、

名言がちょっとしたブームになっています。

偉人とよばれる方々が残した言葉、物語のなかの言葉には

なかなか含蓄のあるものもあり、一言に人生が凝縮されていて

面白いのです。

座右の銘というのも、あるあると思います。

 

でも歩ちゃんの話を聞いて、偉人の言葉よりも目の前のアクションとか、

思いのこもった、直接投げかけてもらう言葉が、もっと心に刺さるのだな、

と思った次第です。

「人生、七転び八起き」と、ただ言われるよりも、

目の前で転んでくれた先生のほうが、圧倒的に心に残る。

 

そして、言葉とは、そういうふうでありたいものだと思ったのでした。

 

今日は最高に夏らしい、暑い日になりそうです。

素敵な1日をお過ごしください!

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