こんばんわ。
今週末は「カシオペア」のカマ交代劇で世間が沸きそうな予感。でも、また1週間仕事ですので、私的には淡々と過ごそうと思っています。
さて、Fe4のメンバーであるシービーさんが『貨車 ク5000形はこれしか撮ってませんでした』というネタをアップされまして、私も過去に1枚だけはっきりとク5000を連結している列車を撮った記憶があったので、これを蒸し返してみようと思い、このネタをチョイスしてみました。
昭和57年11月6日 上越線 水上駅にて
過去ログ『長岡運転所のEF15』で掲載した写真の再掲です。
EF15142の次位から車運車2両がク5000で、積載車と空車の各1両が連結されています。おそらく、都内から新潟へ輸送されるものと思われます。
車運車の部分をちょっとだけアップにしてみました。数種類の普通車が積載されています。
ク5000というと、まず思い出すのは宇都宮貨物ターミナル。車載施設が東北本線から良く見える位置にあり、沢山のク5000が待機し、その周辺に新車が沢山居たのを見ました。まだEF57が現役で、良く宇都宮運転所に通っていた頃に見ていたと思います。それと、新座貨物ターミナルにも同様の施設があったように記憶しています。
ここでちょっとだけ大宮操車場でのお話。
ク5000は手ブレーキがセンター床下に装備されていて、添乗設備がありません。したがって突放禁止となります。もちろん、この時点でハンプ通過禁止となるものですが、実はそうでも無いんですね。
車載しているク5000については、積荷の転動の危険もありますので、まず突放やハンプ通過は有り得ないと思われます。しかし、工場入場などの回送においては、一般の駅別または方向別列車に連結されてきますので、大宮操車場ではハンプを通過せざる得ないのです。
このような場合、他に工場入場の貨車が連結されていれば、添乗ブレーキの可能な貨車と一緒に散転(坂から落とすこと)されます。ただし、これも無く、突放禁止車両が単独となってしまう場合には、DEがこの貨車を繋げたまま群線まで下りて来て、いわゆる動力車入換の要領で留置し、DEが帰って行きます。
その後、別の貨車が同線に散転された際、当て込みを行って、他の車両と一緒に定位置まで持っていくわけです。
まあ、年に何度もあるわけではないですが、私自身も何度かク5000のブレーキ扱いをしたことがあります。しゃがんでブレーキを回さなければ行けないですし、1両が長いので歩くのも結構めんどかったですね。
またうんちくが長くなってしまいましたね。貨車って意外と奥が深いんですよ。
モーターリゼーションで隆盛を極めた自動車輸送でしたが、結局はそれが国鉄自身の首を絞めることになってしまったとは、なんとも皮肉なことです。
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今週末は「カシオペア」のカマ交代劇で世間が沸きそうな予感。でも、また1週間仕事ですので、私的には淡々と過ごそうと思っています。
さて、Fe4のメンバーであるシービーさんが『貨車 ク5000形はこれしか撮ってませんでした』というネタをアップされまして、私も過去に1枚だけはっきりとク5000を連結している列車を撮った記憶があったので、これを蒸し返してみようと思い、このネタをチョイスしてみました。
昭和57年11月6日 上越線 水上駅にて
過去ログ『長岡運転所のEF15』で掲載した写真の再掲です。
EF15142の次位から車運車2両がク5000で、積載車と空車の各1両が連結されています。おそらく、都内から新潟へ輸送されるものと思われます。
車運車の部分をちょっとだけアップにしてみました。数種類の普通車が積載されています。
ク5000というと、まず思い出すのは宇都宮貨物ターミナル。車載施設が東北本線から良く見える位置にあり、沢山のク5000が待機し、その周辺に新車が沢山居たのを見ました。まだEF57が現役で、良く宇都宮運転所に通っていた頃に見ていたと思います。それと、新座貨物ターミナルにも同様の施設があったように記憶しています。
ここでちょっとだけ大宮操車場でのお話。
ク5000は手ブレーキがセンター床下に装備されていて、添乗設備がありません。したがって突放禁止となります。もちろん、この時点でハンプ通過禁止となるものですが、実はそうでも無いんですね。
車載しているク5000については、積荷の転動の危険もありますので、まず突放やハンプ通過は有り得ないと思われます。しかし、工場入場などの回送においては、一般の駅別または方向別列車に連結されてきますので、大宮操車場ではハンプを通過せざる得ないのです。
このような場合、他に工場入場の貨車が連結されていれば、添乗ブレーキの可能な貨車と一緒に散転(坂から落とすこと)されます。ただし、これも無く、突放禁止車両が単独となってしまう場合には、DEがこの貨車を繋げたまま群線まで下りて来て、いわゆる動力車入換の要領で留置し、DEが帰って行きます。
その後、別の貨車が同線に散転された際、当て込みを行って、他の車両と一緒に定位置まで持っていくわけです。
まあ、年に何度もあるわけではないですが、私自身も何度かク5000のブレーキ扱いをしたことがあります。しゃがんでブレーキを回さなければ行けないですし、1両が長いので歩くのも結構めんどかったですね。
またうんちくが長くなってしまいましたね。貨車って意外と奥が深いんですよ。
モーターリゼーションで隆盛を極めた自動車輸送でしたが、結局はそれが国鉄自身の首を絞めることになってしまったとは、なんとも皮肉なことです。
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EF15が完全リニューアル発売された、いまどきのカトー・ラインナップで再現できる興味深い編成です。私もちょうど、今度ク5000が再生産されたら買ってみようかと思っていたところでした。
ワムの後ろにはホキ2200?
いずれにしろ、大変参考になりました。
ごちそうさまでした。
ク5000も車積んで模型で再現したら面白そうです。
薀蓄というより、実際にヤードで実務に携わった方しか知りえないネタなので貴重と思いますよ。
わたくしもたまに営業車の話をさせて頂いてますし、と言ってもこればっかりは携わったやつだけで特殊なやつとか乗ったことの無いものは話しが出来ませんけど。
確かに突放禁止と書いてありました...
私は、バブル期に武蔵野線で横浜本牧から宇都宮タに行くク5000の列車をよく撮りました。
http://expechizen.exblog.jp/10966168/#10966168_1
オール車運車ですと、模型化の際もお金が掛かりますし、変化がなくなってしまうのかも。なかなか壮観ではありますが・・・。
このような編成なら、少しずつ摘んで連結できる点で、変化があって良いかもしれません。貨物列車を模型化する際、どのようにすればいいのか悩みますよね。こうした写真でリアル編成を組めば考えたり悩んだりする手間が省けますし、なんと言っても実在編成ですから、確かに参考になりますわね。
模型化するさい、このク5000っていうのは車体が電車並みの長さになるので、あまり連結すると編成が長くなり過ぎてしまうんですよね。Nではかなり古くから模型化されているので、私も何両か所有していますが、さすがに専用編成化は考えておりません。
本当は実車の詳細な写真を付けて解説すれば解りやすいと思うのですが、今となっては難しいですからね。文章だけで伝わっているでしょうか?
写真拝見いたしました。専用編成も迫力ありますね。都内ではなくて、港からの輸送だったのでしょうか?大宮操時代は専用を扱っていなかったので、全然詳しいことを知らないんですよね。
しかし意外、バブルの頃まではあったんですね。ちょうどその頃はSLオンリーだったので、首都圏の列車は全然撮っていないんですよ。勿体無いことをしました。
ク5000を誤って突放してしまったら、誰も停めることは出来ません。(笑)
ただ通貨列車は東海道線ですから多くて
岡多線北野枡塚(現愛知環状鉄道)へのトヨタ専用列車は良く見ましたね
EF60かEH10が多くEH10重連もありました
普通貨物に前に2両だけスズキ車を乗せたク5000が退避で側線に入るのがあって見る事ができたくらいですかね
ちなみにポム1は常備がありましたからいっぱいいましたよ
私も大宮操でしたから、クやシキは殆ど縁の無い車両でしたね。ただ、大宮工場の入場車を扱いますので、たまに来るんですよね。EH10の重連がク5000専用編成を牽いているところ、迫力があったでしょうね。
ポムも時折大宮操に来ましたよ。当時としても貴重なワム90000スタイルでしたので、来るとスゴク嬉しかったですね。トップナンバーにも乗ったことがありました。
ク5000も遭遇する事はあまり無かったでしたね。
晩年は3色に塗られていたのを見た事ありましたが、撮ってなかったでした。
手ブレーキの位置などは、やはり携わってないとわからないでしょうね。
ほっと、自分のブログも放ったらかしにして何処に行っていたんですかね。しかも、lineさんと菖蒲だか見ながら飲んでたらしいじゃないですか。
昔は良く見た記憶はあるんですがね。特に珍しかった訳でもなし、特に写真に撮ることも無かったです。この写真だけは、わざわざ広角に変えて撮影していますので、既に希少になっていた頃だったのかもしれませんね。