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大躍進政策のマネをして、自国の農業を崩壊させ、 ソマリアなどは現在まで続く貧困と混乱、 国土の荒廃をもたらす原因になりました。

【 再掲:毛沢東の夢・大躍進の悪夢・3 】

■失敗しているのに継続された理由

大躍進政策は毛沢東が主導する大増産キャンペーンです。
全国で行なわれたので、生産量を増大させた地方がより「革命的」であり、
その地方の共産党幹部が有能とされ、昇進する風潮になりました。
そこで各地の共産党幹部は、現実の生産量を過剰申告したのです。

ある地方で農作物が増産されたと宣伝された場合、
近隣地方でも、対抗上、生産量は増大しなくてはなりません。
ウソ申告がウソ申告を呼び、現実とのギャップは広がる一方。
そして毛沢東は、それらのウソ申告をもとに、
輸出にまわす穀物の供出を地方に命じました。

「地方幹部は生産量を過剰申告したとも言えず、
 一度『増えた』生産量を減らすわけにもいかず、
 辻褄あわせに農村から食糧を洗いざらい徴発した。
 その結果引き起こされたのが、広範囲の農村で餓死者続出の大飢饉だった」
 と周恩来の側近が証言しています。

各地の共産党幹部たちが水増しした成果を報告。
その報告を受け取った毛沢東は、
大躍進の成功を確信して、さらなる増産を命令する。
こういう史上最悪の悪循環に陥っていたようなのです。
シナは驚くべきことに飢餓の最悪期にも、
ソ連からの借款の返済に農作物を輸出していました。
国内で餓死者が多数出ているのに、作物を輸出していたのです。

■大躍進の悪夢は終わらない

シナを荒廃させた毛沢東は辞任し、
その後劉少奇・鄧小平などが経済再建をめざします。
しかし毛沢東は再び権力を握ることを諦めず、
このあとにさらなる悪夢「文化大革命」を引き起こすのです。
また大躍進の悪夢は他国にも飛び火します。
ソマリア、モザンビーク、アンゴラ、エチオピアなどは、
いずれも大躍進政策のマネをして、自国の農業を崩壊させ、
ソマリアなどは現在まで続く貧困と混乱、
国土の荒廃をもたらす原因になりました。


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