神学の中のマルクス主義、史的唯物論である」と述べている。

この点で、著者は現在の哲学の潮流である実存主義と非常に興味深い並列論を展開している。この哲学の流行は、存在に意味を与えるのは本質ではなく、その反対であると主張した。あたかも（あるいはカスパー枢機卿が言うかもしれないが）、プラクティスに意味を与えるのは教義ではなく、教義に意味を与えるのはプラクティスなのだ。行動を決定するものではなく、行動から意味を奪う思想の力......。


しかし、解放の神学に関する著者の考察に話を戻そう。神学とは神を研究する学問である。その代わりに、この神学は「抑圧的とみなされる社会からの解放を求める社会政治運動」の研究を扱い、黙示録を真理の進化論に変えることに成功している。しかし、その最も有名な神学者であるレオナルド・ボフは、「私たちが提案するのは、マルクス主義の中の神学ではなく、神学の中のマルクス主義、史的唯物論である」と述べている。


解放の神学者たちは、新約聖書を書くことによって聖典にも革命を起こした。旧約聖書は抑圧された民衆によって書かれ、新約聖書はナザレの貧しい男イエスの生涯そのものによって書かれた。そして、私たち貧しき民は

Teologia della Liberazione, un disastro per la Chiesa