TBSのゴゴスマに勉強させて貰ったこと:
本22日の午後に何気なくつけっぱなしにしておいたTBSのこの番組に登場した元NHKの手嶋龍一と時事通信の田崎史郎のお二方の、対プーチン大統領との北方領土問題、経済協力、平和条約等に関する交渉についての解説が大変勉強になった。私はもとよりロシア問題などについては全く何の知識もなく、ただ何となく安倍総理は大変な難敵と思わせてくれるプーチン氏を相手に、お国の為に善くぞ奮闘しておられるものだと感心しているだけだった。
昨日も偶々居合わせた次男とこの問題について短く語り合った時にも、彼の感覚的な意見である「ロシアが北方領土など返す気などありはしない。あり得ないと思って見守っている方が失望の度合いが軽いだろう」には躊躇うことなく賛成していた程度の感覚で捉えていた。また最近のマスコミ論調というか報道には「プーチン大統領は返さないとは言っていないが、その為には平和条約の締結が先で、その条約を結ぶ為には色々と難しい条件がある。即ち、簡単には事が運ばない」とあった。
いかし、今日の二人のゲストの観測はそれよりももっと厳しく「もしも二島だけでも返還すれば、そこには日米安保の適用範囲内となるので、ロシアが自国の領土だと主張して譲らない地域にアメリカが入ってくることになる。それをプーチン大統領が易々と認めるだろうか」というものだった。更に田崎は「ロシアは目下経済的に苦しいところにあり、15年度のGDPも1兆3,260億ドルと世界の第12位で、11位の韓国の1兆3,778億ドルの後塵を拝している状態で、我が国に求めているのは経済協力で、北方領土返還は・・・」と指摘した。
そこまで聞いて早速Wikipediaに訊いてみると、ロシアの人口も1億4,350万人で、韓国の5,100万人よりも遙かに多いのだ。すると、人口1人当たりのGDPが如何なることになっているかは計算するまでもなかった。知らぬ事とは言え、自らの不明と不勉強を恥じるような結果だった。なるほど、これでは安倍総理に経済協力を要望する訳だと、納得したものだった。それで、安倍総理がペルーでの首脳会談の後のあの厳しい表情での記者会見となった背景も良く見えた次第だった。
しかし、プーチン大統領も12月には日ロ首脳会談の為に総理の故郷である山口県まで来られることでもあり、何らかの色好い条件の提示があるかと期待するのは甘いだろう。だが、そこはそれ国際的にも評価されていると聞く総理の外交力が何らかの成果を上げることだろうと信じようと考えている。対ロシア問題は私のこの認識で良かったのだろうか。
本22日の午後に何気なくつけっぱなしにしておいたTBSのこの番組に登場した元NHKの手嶋龍一と時事通信の田崎史郎のお二方の、対プーチン大統領との北方領土問題、経済協力、平和条約等に関する交渉についての解説が大変勉強になった。私はもとよりロシア問題などについては全く何の知識もなく、ただ何となく安倍総理は大変な難敵と思わせてくれるプーチン氏を相手に、お国の為に善くぞ奮闘しておられるものだと感心しているだけだった。
昨日も偶々居合わせた次男とこの問題について短く語り合った時にも、彼の感覚的な意見である「ロシアが北方領土など返す気などありはしない。あり得ないと思って見守っている方が失望の度合いが軽いだろう」には躊躇うことなく賛成していた程度の感覚で捉えていた。また最近のマスコミ論調というか報道には「プーチン大統領は返さないとは言っていないが、その為には平和条約の締結が先で、その条約を結ぶ為には色々と難しい条件がある。即ち、簡単には事が運ばない」とあった。
いかし、今日の二人のゲストの観測はそれよりももっと厳しく「もしも二島だけでも返還すれば、そこには日米安保の適用範囲内となるので、ロシアが自国の領土だと主張して譲らない地域にアメリカが入ってくることになる。それをプーチン大統領が易々と認めるだろうか」というものだった。更に田崎は「ロシアは目下経済的に苦しいところにあり、15年度のGDPも1兆3,260億ドルと世界の第12位で、11位の韓国の1兆3,778億ドルの後塵を拝している状態で、我が国に求めているのは経済協力で、北方領土返還は・・・」と指摘した。
そこまで聞いて早速Wikipediaに訊いてみると、ロシアの人口も1億4,350万人で、韓国の5,100万人よりも遙かに多いのだ。すると、人口1人当たりのGDPが如何なることになっているかは計算するまでもなかった。知らぬ事とは言え、自らの不明と不勉強を恥じるような結果だった。なるほど、これでは安倍総理に経済協力を要望する訳だと、納得したものだった。それで、安倍総理がペルーでの首脳会談の後のあの厳しい表情での記者会見となった背景も良く見えた次第だった。
しかし、プーチン大統領も12月には日ロ首脳会談の為に総理の故郷である山口県まで来られることでもあり、何らかの色好い条件の提示があるかと期待するのは甘いだろう。だが、そこはそれ国際的にも評価されていると聞く総理の外交力が何らかの成果を上げることだろうと信じようと考えている。対ロシア問題は私のこの認識で良かったのだろうか。
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