新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

八つ当たり

2018-09-30 08:16:41 | コラム
見当違いかも:

7月から今日の9月の終わりまで「雲一つなき快晴」と言える日が何日あったか。兎に角、雨が降らないまでも低気圧で高温と低温の日が入れ替わり立ち替わり襲ってきた上に、湿度の変化にも悩まされた。その為かどうか私自身には医学的には解らなかったが、気象病(に起因すると思わせる)自律神経失調症に苦しめられる日が続いた。本日は昨日受けたブロック注射の効果で気分も良く、指の動きも滑らかにこのPCを動かしている。

しかしながら、目の前の台風に襲われる前の雨降りを見ていれば、この長引く異常気象の原因は矢張り地球温暖化にあるのだろうかと考えさせられる。そうならば、私は「我が国では3.11の際の地上(史上ではないと言いたい)最悪の総理大臣が決断した原子力発電を止めて二酸化炭素を排出している火力発電に切り替えさせた左翼と大衆に迎合した政治が為せる業で、環境を著しく悪化させたのだ」と固く信じている。それが偏見と言われようと何だろうとそう考えている。民主党に政権を与えた自民党政治の大失態だとも言えると思っている。

その結果が85歳になってから生き生きと楽しんで余生を送らせて貰える日が激減したのも何も、全て民主党政権、就中菅直人のせいだと言いたい。その為に昨年は折角軽井沢で安価で買い求めた度付きでありレンズも5色に変えられるサングラスを使える日がほとんどなかった。今年は昨年度よりは幾らかマシだったが、9月に入ってからは5~6日しかなかった。ブロック注射も毎週のように受けないと迂闊に寝床で首を回して時計を見ることも出来ない状態が続いている。

こういう私的な不満も兎も角、我が国全体に異常気象が与えた災害は大きすぎた。政府と地方自治体の復旧・復興への動きも甚だ鈍いようだ。東北には3.11以外の被害が生じているし、被災地の中には未だに仮設住宅の入居のくじ引きをやっていると聞くところまである。私は我が国はもう少し機敏且つ敏速に動く政治が行き届いていると思っていた。予算の何と言うが、その中でボーイング747が古物化したといって政府専用機を買い換える予算はあるようだ。私は総理の思い違いだと思っている。だからと言うか何と言うか「八つ当たり」と題したし、「見当違いかも」という副題にした。

何時だったかある政治家(小池都知事だったかな?)を「Priority(=優先順位)の付け方を誤っている」と非難したことがあった。安倍総理も優先順位の付け方に最大限の注意を払って、慎重に対処していただかねばならない案件を無数に抱え込んでおられる。トランプ大統領がライトハイザーUSTR代表を使って要求されている案件の中には「自国の至らなさ」を忘れたか無視した案件が多過ぎると見ている。無理筋で不当だと思えば即刻反論すべきだし「落としどころ」を探るような交渉をしてはならない20年以上も対日交渉を担当した私が言うのだ。

ライトハイザー氏へのトランプ大統領からの指令書(そういうものが、もしあればだが)「間違っても妥協は許さない」と記されているはずだ。それがアメリカ式の上意下達の文化だから。そのような命令書があるのだったら、彼が諦めて紙飛行機に折って飛ばさせてしまうまでの断固たる姿勢を見せるべきだ。「悔しかったら右ハンドルの自動車を造ってPrius並かそれ以下の値段で輸出して見せろ」くらい言って、我が国が何か失うか。



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