起きるべくして起きた混乱ではないか:
このカードは確か昨年に取得した。そうしようと思った理由は「本人確認の資料が方々で求められる時代になったので、住基台帳カードよりもこの方が何かにつけて有効な証明になるだろうか」という程度の事だった。いや、そう考えている間に「マイナポイント」なるものが出てきたので、アナログ世代であっても何とか手続きができればと思って、おっかなびっくり区役所に行ってみたのだった。
それが、河野太郎を担当大臣に据えると、現在のあの混乱というかコンピュータ等の操作の誤り(なのだろう)を含めて、人の手と目による失敗が数多く発生してしまったようだ。松本剛大臣は「功を焦りすぎた」と認めたとか何とか報道されている。それもあるだろうが、マイナポイントとやらを取得する手続きの際に、その作業を区役所の担当者にお任せする形で進めたのを見れば、人為的ミスは起こりえたと今になって考えている。
その時には、当人は殆ど自分でそこに用意されたPCに触れる事なく、かなり高齢と思った係の方の指導の下に進行した。その方の手腕を疑う事など全く考えていなかった。だが、あの操作で所謂「紐付け」をしていたのであれば、区役所は兎も角として、地方では人為的な失敗が起きる事はあり得るだろうと思っている。そう感じたのは、70歳からPCを導入した当方は屡々何処からともなく送られてくる操作の指令をこなしようがなく途方に暮れているし、変換ミスなどは日常茶飯事だからだ。スマホやPCを持っていない人は同年齢層には当たり前のようにいるのだ。
実は、カード取得の際に使ったPWや暗証番号を記入したメモを、何処かに置き忘れている事に気が付いていた。何と言う事はあるまいと気楽に考えていたところに、河野太郎は来年秋までにこのカードを健康保険証にすると言って聞かないようだ。かかりつけのクリニックと眼科医の受付にはそれようの機器が既に設置されている。これは暗証番号だったかを必要と聞かされて愕然となった。だが、国立国際医療研究センター病院には未だ設置されていない。
眼科医の受付の方に訊けば「お忘れの方は区役所に行って、再度手続きをする必要がある」と教えて頂けた。愕然とはなったが、来年の秋までの事だと高をくくる事にした。そうしようと思うのは、河野氏が何を言おうと出直しを考えない限り、これ以上前に進めるのは無理がありすぎると見ているからだ。少なくとも、アナログ世代をこれ以上何かにつけて困惑させるのは、岸田政権にとっては得策かどうかという問題ではないかと思うから言うのだ。
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