少数与党になっても嘗ての栄光を:
宮沢洋一という権威者:
財務省と自民党の一部から見れば立派な政治家なのだろうと思う。宮沢氏は国民の支持を得ていただろう国民民主党が推進した178万円を抑え切って、160万円として予算に織り込むと報じられた。財務省出身者としては「財源が無い」以上、国民の手取りを増やすことよりも、財政を重んじた確固たる姿勢であろう。
いや、感じとしては「財務省の方針を忠実に守った」としか見えない。だが、既にあの強硬とも税の権威者ならではとも見える態度では、7月の参議院選挙では自党を甚だしい劣勢に導くのではないかと言われ始めている。
夫婦別姓:
我が国が置かれている国の内外での容易ならざる事態にも拘らず、この問題を懸命に討論することが喫緊の課題なのか、私には良く解らない。旧姓のままで職務というか仕事を続けておられる女性が数多くおられることを、何と説明するのだろう。あれは「通名」(=一般に通用数名称)であり、この問題とは別個の性質とでもいうのか。野党に圧されると抵抗できないように見える。
政治家でも高市早苗議員、小渕優子議員は結婚によって姓が変わっているはずだ。芸人で結婚後に新たな苗字を名乗っている者を見たことも聞いたこともない。私は愚鈍でこの問題がなぜ現今の情勢下でそれほど大事なのかは、未だ解っていない。
米価:
前の農政大臣(失礼。お名前を失念)は備蓄米を放出しても市価は下がらないだろうと予告された。しかも、国事行為のようだから指名かどうかは知らないが入札になり、参加するためには資格がある業者だけとか。実際に、市場に出回るのは3月下旬だと予測されている。専門家の予想でも米価は一頃の5kgで2,000円台後半には戻らないと明るくない展望。
報道では米農家は「現在のように専業者以外の連中が投機的としか思えない高値で買えば、初めて十分に利益が上がる」と言っているとかだ。減反政策を推進し、専業でもないような連中に高値で買うことを可能にしてしまった農政の欠陥が、一気に見えてきたのだという指摘まである。自民党の「専門家でもない議員を順送りのように大臣にするからだ」という批判は以前から聞いていた。
結び:
当方の持論は「そうとは知らず、地元を代表する候補者に一票を投じて国会に送り込んでしまった(選んでしまった?)有権者たちの民度に疑問がある」なのだ。「議員たちは何も役に立つことをしてくれない」と嘆くことは、話の筋が違うのだ。誰かが「政治家に自分たち以上の知恵と見識と器量を期待するのは誤り」と言っていたのだから。
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