新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

「アウォーズ」で「アワード」ではない

2024-12-11 07:06:48 | コラム
カタカナ語排斥論者が全ての報道機関に告げる:

「カタカナ語で表現する場合には、原語に対して忠実に正確にせよ」と、あらためて申し渡す。昨日、Jリーグが「リーグの年間表彰に当たる2024Jリーグアウォーズ」を発表したと新聞もテレビも報道した。そこで、この際だから言っておこうというのだ。

以前にも取り上げて「Jリーグの快挙」とまで言って皮肉ったのだが、マスコミは常に使ってきた”award”を何処の何方に指示されたのか知らないが「アワード」と表現してきた。辞書を見て発音記号に注意すれば、「アワード」などとなるはずもないのだ。「戦争」の意味の“war”を「ワー」と発音するかというのと同じ事だ。

報道機関に向かって言いたい事は「何故、Jリーグに向かって『アワーズ』ではないのですかと、苦情を言いに行かないのか」であり、何故、普段の用語を忘れて、Jリーグの発表だと素直に従って「アウォーズ」にしたのかと不思議に思う。矛盾していると気が付かないのか。

彼等に望むのは「一刻も早く反省して、誤っているというか、英語乃至は他の外国語の正確な発音とは異なるカタカナ表記を止める事」なのである。これ即ち、「英語の発音に近い表記にせよ、その方が我が国の英語教育の援護というか助けにもなる行為」なのだという事。

例えば、「アワード」などと表記すれば、罪なき児童・生徒たちは”award”の発音が「アウォード」だと知らずに終わるかもしれないのだ。他にも”security“は「セキュアラテイ」なのに「セキュリティ」としているし、「ミッション・インポッシブル」などという代物があるが、”impossible”は辞書を見るまでもなく「インパサブル」と表記する方が、英語の発音に近いという例もある。


コメントを投稿