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中国はアメリカの主要な融資国になる意思があるのか

2010-03-18 | ラジオ
中国の中央銀行にあたる中国人民銀行の総裁は、9日の記者会見で対米投資の安定性に関して引き続き懸念を抱いていると述べた。
開催中の全人代に合わせた会見で総裁は、アメリカの大規模な財政赤字に改めて懸念を表した。

中国は昨年11月から12月にアメリカ国債の保有量を340億ドル縮小し、2008年9月以来守ってきた、アメリカ国債保有量世界一の座を日本にあけ渡した。
一方で中国当局は現在の状況下でアメリカドルの重要性を強調している。
中国が警戒する理由は明白だ。
ドルへの信用が急速に落ち、アメリカ経済もなかなか回復しない状況は中国自体の安定性にも脅威を与えている。

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堤 未果
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昨年一年間にわたって中国の経済学者、政治家の間からは外貨準備の大部分を、アメリカ国債の形で保有している現状に懸念がされ(???)てきた。
ただ当局はあくまで様子見の慎重な態度を続けていくだろう。
アメリカの利益のためでなく、世界経済の早期の危機脱却のためだ。
いずれにせよ(???)政策転換は起きないのではないだろうか。

一方ロシア高等経済学院開発センター副市長は、中国にも金融危機の責任はあるのではないかと(???)。
「アメリカと中国という二つの経済大国は今回の経済危機で、世界経済の安定化のために多くの功績を残した。
経済危機の発生において両国が果たした役割というのが別の問題としてある。
中国は長年にわたりアメリカの無責任な財政を支援し、赤字の増大に手を貸してきた責任は両方にある」
副所長はこの様に発言している。

ここのところ中国の行動によると、アメリカ国債のリスクが高いとの判断から投資を削っているようだ。
ただ投げ入れによって市場にパニックを起こすのは、この国の利益になることではない。
中国国家外貨管理局局長は、同じく全人代の記者会見で状況を政治化すべきではないと述べつつ、準備通貨の多角化は何ら異常のものではないとして、アメリカ国債への投資縮小はあくまで市場原理に基づいて判断したものだと述べている。
経済学者らは中国が膨大な外貨準備によって、中期的には深刻な損失から逃れられると確信する一方、急速な経済成長が終われば危機はより厳しいものになると見ている。
中国経済の規模、世界経済への影響は無視してはならないだろう。

(???)は若い女性アナウンサーの不明瞭な発音で聴き
取れない。というそれ以前に相変わらず声が出ていない。
アメリカ国債といったり米国債といったり言葉に統一性が無し

国債大暴落の恐怖

堀川 直人
PHP研究所


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3月9日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル


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