【ガイド】北ア/涸沢

8～10日、北アルプス/涸沢（からさわ・2309m）のガイドを行いました。

秋色の屏風岩（びょうぶいわ）。


涸沢へ。

9日、台風24号が日本海上を通過し、昼前後から荒れ模様になるとの予報。私たちは前泊の横尾山荘（よこおさんそう・1620m）を早立ちし、幸い、風雨が強まる前の10：20に涸沢ヒュッテ着。こんな状況でも、ヒュッテには350名（定員200名）が宿泊！秋の涸沢、恐るべし…（苦笑）

目的の紅葉は…

「100年ぶりの鮮やかさ」（同ヒュッテ）！？

確かに、「40年ぶり」と言われた昨年よりも紅、黄、茶、緑…のコントラストがはっきりとし、ひと際美しく感じました。

10日。

台風一過…

穂高連峰のモルゲンロート（朝焼け）に、参加者から歓声！気温8℃。


前穂北尾根（上）を仰いでの記念撮影に、思わず熱が入る。（笑）

中部地方を震源とする地震にも5～6度見舞われた波乱万丈？の三日間でしたが、全員がケガもなく、見事な紅葉を満喫して下山することができ、ホッ…。


今年は、ブナ（橅/ブナ科）の実が豊作？

涸沢への道すがら、落葉に混じり、たくさんの殻斗（かくと＝どんぐりを包む椀状のもの、右上）と実（左下）を確認することができました。一つ口に含むと、無味ながら濃厚な口当たり。カロリー、タンパク質が豊富で、厳しい冬を迎える野生動物たちの貴重な食料だけに、5～7年に一度と言われる実りに期待。