2日、浅間/黒斑山(くろふやま・2404m)のガイドを行いました。長野県小諸市・群馬県吾妻郡嬬恋村。
黒斑山は、浅間山(あさまやま・2568m)の西約3㎞に位置する第一外輪山。「新日本山岳誌」(日本山岳会編著)によると、浅間火山地域の中では最も古い火山帯に属し、数万年前までは富士山のようなコニーデ式成層火山だったそう。その規模は、現在の浅間山の7倍!2万年前までに、黒斑山東側が陥没して、現在の湯の平と浅間山の原形が出来上がったという。
ちなみに、果実がブルーベリーのように美味しいクロマメノキ(黒豆の木/ツツジ科)の別名が、アサマブドウ。この浅間山に多く生育することで有名で、私も大好きです。(笑)
10:20 小諸市内からの浅間山塊。
当日は、日本列島を寒冷前線を伴った気圧の谷が通過。南から暖かく湿った空気が入り浅間山周辺も雪か雨かのギリギリのラインと、15m/sの南風予報。麓の気温も11℃と異様に暖かく、気にかけながらの入山に。
11:20 車坂峠(1973m)を出発。
尾根通しの表コースを行く。青空が…!?
それでも、寒冷前線の通過による天候の急変を警戒。
標高2280m付近にある避難小屋。
噴火レベル「1」-日本の代表的活火山だけに、こうした避難壕が設けられているのが、浅間山らしい。
赤ゾレの頭(2280m)から黒斑山方面(左の稜線)を望むが、ガスの中。
13:20 黒斑山山頂。こちらも眺望なし。気温4℃は、やはり高い。
幸い、南から西向きに変わった10~15m/sの風は、針葉樹林に遮られてさほど強くなかったのが救い。心配していた天候も特に悪化することなく、ほぼ膠着状態の一日。
沢筋の中コースを経て…
14:45 車坂峠へ順調に下山。
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