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14日、埼玉県秩父郡横瀬町・芦ヶ久保(あしがくぼ)にあるザゼンソウ(座禅草)の自生地へ。
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初めての対面にわくわくしながら足を踏み入れると…
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ありました!
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こちらは仲むつまじく?(いずれも望遠で撮影)
サトイモ科の多年草で、日本では北海道から本州の湿地に生える。花期は3~5月、緑色または緑地に赤紫の斑を有した包葉(ほうよう=つぼみを包んでいた葉)の中に、楕円形でクリーム色の花序(多数の小さな花が密生したもの)を付ける。その様子を座禅する僧侶に見立てての名。(「山に咲く花/山と渓谷社」ほか、より)
ある知人は、友人から「ザゼンソウに似ているね」と言われたそう。当人はどう理解したものかわからなかったらしいのですが、この姿を見ると「どことなく愛らしく、人を幸せな気持ちにさせてくれる」と解釈して良いのでしょうか?(笑)
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氷河期より自生していたとされるザゼンソウ。奥多摩ではお目にかかれないものの、こちら秩父では局所的に分布。
しかし、地元の人の話によると、この場所のザゼンソウは年々数を減らしており、近くにあった別の自生地でもほぼ消滅。温暖化や乾燥化の影響なのでしょうか…。すぐ上には車道が走り、周辺には多数のゴミも投棄されていました。自由に動けない植物にとって、ここわずか数十年の「激変」ともいえる環境の変化は、私たち人間が考える以上に厳しいものであることは想像がつきます。
「いずれは消えて無くなってしまう」-その人のあきらめにも似た言葉が、頭に残りました。
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