魅力の小屋と縦走路、中ア南部へ

25～26日、仕事の下見を兼ねて中央アルプス/空木岳（うつぎだけ・2863.7m）－越百山（こすもやま・2613.2m）へ。

当初は北海道/利尻・礼文を予定していたのですが、台風9号の関東～北海道縦断と見事に重なり、断念。以前から気になっていた中ア南部に急きょ転身しました。

25日

池山尾根（長野県駒ヶ根市）を登り…


空木岳の東直下、標高2820mに建つ駒峰（こまほう）ヒュッテ泊。

地元の駒峰山岳会により運営されている、素泊まり専用の山小屋。定員30名ほどの小じんまりとした建物だけに、コンパクトで使い勝手が良く、内部も清潔で快適。もちろん自炊が前提ですが、寝袋やマットはレンタルあり。3500円という宿泊料（寝袋を借りる場合はプラス1000円）が、“山ヤ”には嬉しい（今どき）稀有な存在！

当日は、平日で天候が芳しくなかったにも関わらず、大混雑でした…（汗）

26日

待望の夜明け。（右上は南ア/甲斐駒ヶ岳～鋸岳の稜線）

北西に、噴煙上げる御嶽山（おんたけさん・3067m＝上）。

現在の噴火警戒レベルは2（火口から概ね1km範囲の入山規制）だそうですが、予想よりも活動が活発に見えました。


5：25 空木岳山頂。気温9℃。奥は木曽駒ヶ岳方面への稜線。


空木岳（右上）を背に…

南駒ヶ岳（2841m）へ。奥は南アルプス。




仙涯嶺（せんがいれい・2734m）


最後のピーク越百山より…

来し方南駒ヶ岳（上奥）と仙涯嶺（右上）を振り返る。

初日の行動7.5時間、二日目は同8.5時間で「よく歩いた」感のある二日間。特に初日、自炊用具や寝具一式を背負っての標高差約1900m、池山尾根の登りが結構キツかッた…（苦笑）一方で、白い花崗岩と濃いハイマツの緑、砂礫地に岩場など、変化に富んだ越百山への縦走路は理屈抜きに楽しく、すれ違ったパーティも一組のみ。平日ということもあるのでしょうが、中部山岳の夏山にあってこの静けさは魅力でした。

木曽側（同県上松町）に下山後、宿で呑んだ…

地酒「厳寒水」の冷酒が、乾いた身体に染み入りました～（笑）