西多摩郡 檜原村の万六尾根(まんろくおね)。柏木野(かしわぎの)から連行峰(れんぎょうほう・1016m)へ登るコースの標高670m付近に、一本の大きなスギ(杉/スギ科)があります。
見上げると…
威風堂々とは、このような姿をいうのでしょうか。陽の当たらない下枝こそ枯れていますが、樹勢は衰えていません。
胸高幹周を測ると、約6mありました。
スギは本来、やや湿った土壌を好む種類。植林の際には、その特性を活かして沢に近い斜面下部を中心に植えられます。しかしこの場所は、砂礫が混じる乾いた尾根上。本来はヒノキに適した土壌です。
この大スギ、ここまで大きく生長するのに、どれほどの歳月を費やしたのでしょうか。乾いたやせ尾根にしがみつくように根を張り、乏しい養分・水分を肥やしにしながら、生長は決して早くはなかったはず…100年や200年では足りない気がしています。
樹齢は一体!?…気になります。
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