団塊世代おじさんの日常生活

夏 日本で二番目に気温が高く、陶器と虎渓山と修道院で知られる多治見市の出身です。

何度も私が電話をかけていた先は「実家」ではなく「自宅」だったことに。

2024-11-26 02:14:57 | 日記
 中日新聞の「くらしの作文」に「思い違い」というタイトルで、54歳の女性が投稿されていました。

 「ただいま留守にしております」。

 あれ?お母さんちの電話、留守電になんかなった?

 週1回、津市で1人で暮らす母に会いに行く日の朝、いつものように出発前に電話をかけた。

 わりとすぐ受話器を取ってくれ「今から行くね!」「はーい気をつけて」のやりとりとなるはずが、なぜ今日は出ない?

 トイレかな、と軽く流し出発した。

 ところが、信号で止まるたびに発信してみても、留守電ばかり。

 洗濯物干してる?

 ごみ出し?と首をかしげているうちに、次第に黒いもやもやが胸の内に広がってきた。

 もしかして、家の中で1人で倒れてる!?

 嫌な予感は、いったん頭に浮かんだら、どんどん膨れ上がった。

 「どうしよう、おとついラインした時は元気やったよな」と思い返してみたり、到着したらすぐ救急車を呼ぶ自分を想像してみたり。

 1時間ほどの道のりの半分が過ぎた。

 すっかり悲壮な気持ちで車を走らせていると、何と母からの着信!「今日来てくれるよなあ?」と、いつもの元気な母の声。

 その時、はっと気づいた。

 何度も私が電話をかけていた先は「実家」ではなく「自宅」だったことに。

 そりゃ留守電になりはずだわ〜と自分のドジっぷりに苦笑いをしながら、大いにほっとして、母の待つ実家に向かった。

 以上です。

 まるで落語か漫才のような話ですね。

 私も今電話番号を覚えているのは「自宅」と「実家」の電話番号だけです。

 あとの電話番号は、覚えていません。

 今はラインというものがありますので、電話番号を覚える必要がありません。

 便利な世の中ですね。

 そういえば長男孫が中三の時、模擬試験に行く為母親が乗りなさいと言った電車に乗ったところ、目的の駅には止まらずおかしいと思いながら電車に乗っていたらしい。

 この電車は目的の駅に止まらないとはっきり分かり降りたところは、名古屋駅より随分遠い駅でした。

 駅の公衆電話を使い、私の家に電話して来ました。

 長男孫は、私の家の電話番号を覚えていたようです。

 電話に出ると「お母さんに電話して!模擬試験の会場の駅に止まらない電車だったのでこれから帰る。駅まで迎えに来てほしい」と。

 早速嫁さんのところに電話して、嫁さんにその旨を伝えました。

 嫁さんは長男孫を車で駅まで迎えに行き、そのまま模擬試験会場へ走ったらしい。

 もう模擬試験は始まっていて、次のテストから受けたようです。

 長男孫は、よく私の家の電話番号を覚えていたなと思ったりしました。



手紙 由紀さおり
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