私はファンダメンタルズ分析が中心なのですが、
今日はテクニカルで良い形を見つけたので
自慢……オホン、ご紹介したいと思います。
なお、今から買うと来週はいったん値下がりすると思うので
高値掴みの狼狽売りにならないよう、くれぐれもご注意ください。
完全に綺麗な形ではないですが、
2022年10月から11月にかけて
株価が横から見たカップの底をつけ(2ヶ月弱)、
取っ手部分の11月24日~12月20日(2週弱)
の高値を上に突き抜けました。
カップウィズハンドルの定義だとカップのベース部分は3ヶ月~6ヶ月
カップウィズハンドルとは?見分け方やトレード手法、だましへの対策を解説 | 【公式】GEMFOREXコラム
だそうなので、
もっと広く2022/2月10日 4369円を左の縁と設定すると
カップ部分が9ヶ月になります。
そこから6%下がってカップの底10月19日 4090円をベースとすると
カップの右の縁の高値が 11月24日 4795円
そこから2週かけて下に調整が入り、12月20日ニュースと共に上に突き抜けました。
今週の終値、12月23日時点では5350円
私の取得株価が平均で4817円
(うち、日銀のニュースが出てから慌てて追加買いした分が平均5262円←コレたぶん見事な高値掴みの気がします。
ただ、配当利回りが4.11% (税引き後で→)3.275%もあるので、円高で沈む予定の米国債30年物(税引き後)2.39%よりはこっちにフルインベストだったですね……後の祭り感)
カップのベース4090円から右縁4795円の差額分を、
フラッグのように反転させ上に乗せて期待する目標株価(私の謎テクニカル独自理論)が
5500円と出ました。
当たるかな……当たらなくても配当金目当てに10年保有予定です。一応。
(ナスダック100を長期保有と言いつつ全売りしちゃって、方針がコロコロ変わるの良くないなと今反省)
ファンダメンタルズの分析
個別の業績としては、
第3四半期2022年9月の収益(売り上げ)1.04兆円、純利益2729億円
で、
三井が11月に出した通期予想が、
純利益11,200億円
ここに日銀の政策変更で利ざや改善した分が上乗せされてくるわけです。
貸出金は100.9兆円、
資産の国内債券が13兆8,140億円分
決算関連資料: 三井住友フィナンシャルグループ
そこから10年物金利差(利ざや)が
0.375%(12/23 引値)-0.25%(今までのYCC上限一杯)
=+0.125%の金利上昇
国内債券の内訳が私には調べられなかったのですが、
仮に3割が10年物だとすると、
13.8兆円×0.125%
=172.5億円分の追い風上昇です。
(あれぇ、思ってたのと一桁チガウ。まぁ、利上げの本格的な影響はこれからでしょう)
ともあれ、銀行が出してきた配当予想は230円。
増配の方向です。
この230円を確定したものとして、利回り計算をしてみます。
株価が上昇すると、配当利回りが
配当予想が230円
株価 5000円 4.6%(税引き後 3.33%)
5500円 4.18%(税引き後 3.24%)
6000円 3.83%(税引き後 2.51%)
7000円 3.29%(ここはナイナイ(;´Д`)ノミノ)
国内で買える商品としては……素晴らしいです。
以下、参考になりそうな資料
国内106銀行の「総資金利ざや(中央値)」0.16%
2022年3月期の「逆ざや」は、大手行がみずほ銀行(▲0.13%)、あおぞら銀行(▲0.45%)
【2022年3月期決算】総資金利ざやは前年と同水準の0.16% ~ 国内106銀行「総資金利ざや」調査 ~
危険度ランキング 三井61位(↓ リンク先、ポップ広告が邪魔くさいですが)
以下、ハイになって書き散らかしたナニカ
(ここから先はヒマ人限定サービスです)
マクロとしては、日銀がこれから物価高に合わせて金融引き締め局面の「逆金融相場」
アベノミクスの申し子である黒田総裁が春に任期で交代され、
徐々に金利正常化=利上げにと動くと思います。
特に岸田政権は財務省寄りで、プライマリーバランス重視の利上げ方向の総裁を選ぶでしょう。
防衛費倍増もあって、新規国債分を消化するためには利上げか円安放置か、
おそらくその二択しかないと。
アメリカのインフレも劇的に下がってくれば
パウエル議長(任期2026年まで)を褒め称えなければならないですが、彼は政権の影響を受けやすい、あわてんぼのややドジっ娘の気がするのですよ。なので世界景気後退が本格化する2024年までは、世界の再利上げに引っ張られ、コストプッシュ型のスタグフレーションが続く日本国内、の想定。
銀行、保険、医療、生活必需品(価格転嫁ブランド力つよつよ+国内製造)、鉄道、通信(ドコモのみ)がディフェンシブ株ですかね。
本来ディフェンシブ代表の電力・ガスは原材料の上限価格分と、闇カルテルが起きやすい日本の独占構造、原発や新電力の無計画振りからして私はちょっと買えないかな……。ソフバンと楽天は通信というより投資会社っぽくなっているので、そこも2024景気後退を乗り切れるのを見極めてから、ですかね。
公共は財政悪化で公共投資は減る一方、IR事業はよく調べていないし、儲かるとしてもカジノに投資する気は無いので私の選択肢からは落とします。
グロース株の台湾TSMC熊本工場に伴う不動産投資……マメに管理できてDIYもやれる人は調べて挑戦すると当てられるかもしれませんが、ニュースが出た後では人気殺到でもう微妙かな。都心のタワマン一棟物が欲しいですが、そんな資金はさすがにないです。
2024~2025は不動産暴落で銀行の不良債権問題がどこまで広がるかが懸念(と予想)
信用金庫は地域の個人投資家に不動産ローンを貸し付けるビジネスモデルらしいので、
地銀に比べると安全かもと言う話を不動産サイトで見ました。
日本の物価が大きく影響を受ける原油価格ですが、
アメリカが戦略備蓄を放出で半分使い切っちゃったので来年から2023年末にかけて下げ止まり、
そこから世界的景気後退による需要減少で
1バレル60ドル~80ドルをレンジ相場で動くのではと予想しています。
今とあまり変わらない感じですね。
夏になれば多少は下がるでしょうけど、来年の冬に備えた購入需要もあるはず。
ウクライナ戦争については10年間、長期化の予想です。(プーチンが何かやらかしてNATO側が電撃作戦とかだと早期終結……いや、核戦争の切り札をプーチンは使っちゃうと思うのでやっぱり無理かな……)
ロシアのウクライナ侵攻以前の安値には戻りそうにないと思いますが、
また新たなパンデミックなどがあれば分からないですね。台湾有事でも物価高、円安になるはず。
無職低学歴の私が、一流の銀行に対して、
時代への対応力を論じるのはおこがましいを通り過ぎて滑稽なのですが、
一応、資産運用のメモ日記としては
そのときどきの考え方を自分なりに出力して考えを整理しておかないと、
あやふやな投資になって大損しかねないわけで。
みずほ銀行の業績に対して「ここにお金を貸すのはなんか心配」というモヤモヤ感がずっとあって、
それはトラブルへの「対応力」、時代の変化に対応できるパワーに疑問に感じたからかな、
と今は考えています。
三井住友銀行のほうは不正の管理体制や「企業風土」。
これってすぐには改善できないはずなので、
やっぱり三菱、JPモルガン、バンクオブアメリカだけで行くべきだったかなと、
利ざや関係と決算書を調べたあと、
気持ちが少し変わりました。
(これがあるから方針が揺らぎまくり)
分散を考えたらIXGなどETFの活用のほうがいいですが、
海外ETFだと為替の変動幅も大きくなりがちで
素人にはなかなか難しいです。
ネット銀行に押され気味、外債のヘッジ損失、人口も構造も賃金も伸びないであろう日本経済など、
10年以上の長期で見ると
銀行の先行きは全然明るくないのですが、安定してる&高配当がこれしかなさそう。
もうちょっと投資知識を磨くか、
大人しくオルカン一本で30年積み立てか、
どうにかできればなと。
今日の所はそんな感じです。