本の読み方の設計図。

本の構造を明らかにしていく。
論拠・主張

論証=事例、引用。

無力感 : poetry#2

2008-11-27 00:31:48 | poetry
不幸なセックスに似たもの。

すべて、壁にぶち当たっている。最初から。
何も生まれない。
ただただ、失われていくものだけが増えていく。
つまらない。
生きるってことは、ほんとうは、壁だらけ、一歩あゆみを進めるならば、
すぐに壁とか、穴だらけ。
無理をして、積極的な思考をなんとか、維持しようとする。

なんて、気持ちいいんだ。
不幸なセックスでのオルガズム。
クライマックスの後には、すべて失われる。
ボクは、視覚的効能の有用性を信じていた。
でも、すべて失われるべき、香りのように、ただ、ただ
オーデコロンを押し続け、香りは拡散しては消えていく。

必死で届かない下をひだの中に潜ませていこうとする。
収縮するひだ。
無力に舌との連動を楽しむ。

疲労感だけが漂うクライマックスの後。

すべての壁は崩れ去り、穴の中の襞に収縮されていき、
自由な空間はどんどん奪われていく。

本性としての無力感。
視覚的効能は、失われ、感覚だけが研ぎ澄まされていく。
無意味なセックスに似た人生。
何も生まない。何も生まない。
ただ生まれていく、不幸な望まれない子供たち。

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