まさおレポート

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大山祇神社 村上水軍 南朝

2007-08-03 | 紀行 日本

大山祇神社を訪れて瀬戸内海は歴史に彩られた海だとの再認識をした。この神社は愛媛県大三島に6世紀の頃から存在する。その古さは境内の大楠が証明している。巨大に蟠る根をはやした古木で大きな洞を中に抱えながらもどこか生命力を感じさせる。樹齢は1000年を遥かに超えているだろう。

宝物殿には源義経・頼朝等武将の奉納した武具や剣が多く収納されている。特に目を引いたのは巨大な刀剣だ。とても実戦では使いこなせない2メートル近い剣は奉納をのみ目的として鍛たれたのだろう。他の鎧、長刀などは実戦向きのサイズにもかかわらず刀に限って巨刀を奉納する背景には何があるのだろうか。もちろん普通サイズの刀も奉納されてはいるが。

近くには村上水軍の城もあり南朝を海からの軍事力でたすけた。源平と南北朝にゆかりのある歴史が詰まった土地柄らしい。そういえば大山祇神社の境内には千福や賀茂の鶴と並んで菊水という酒も奉納されていた。菊水といえば南朝の後醍醐天皇に従った楠正成の家紋でなにやら意味深な酒名だ。

このあたりの歴史にはまだまだ知識不足の身にはジグゾーパズルの断片がつながり完成するにはまだ少し時間が必要なようだ。Ōyamazumi-jinja keidai.JPG


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