まさおレポート

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潜在的欲求不満の末にベトナム産「秋田こまち」を購入する

2010-06-14 | バリ島 食べ物・暮らし (日本・世界の食べ物含む)

バリに滞在をはじめて一年を優に過ぎた。米については特に贅沢をせず、バリの米を食べようと心構えをしていた。だれかのバリを扱った本で、「日本の米を食いたいという軟弱な輩はバリに来る資格がない。このバリ米こそナシゴレンなどに合うのであり、実に美味い」とかの趣旨が書かれており、私も妙に納得したものだった。そのせいでバリ米を食べ続けてきたのだが、正直に告白すると食の充実感が薄いのだ。だから充実感を求めるために果物などのデザートを必要とするようになった。しかしやはり身体が要求するものを喰うのも必要だとわが身体が声を出して訴えている。ちょうど禁煙をした後に数年経ってもフラッシュバックの様にたばこの味が脳天を駆け抜ける感じに似ている。日本の米は中毒性があるのだと誰かが書いていたがその通りだと実感した。

日本食材スーパー「パパイヤ」でベトナム産「秋田こまち」5キロを約1500円で購入して食べてみた。実は近藤さんという方がインドネシアで「三輝」というブランドの米を作られていて評判の味と聞き、これを購入したかったのだが店には置いていなかった。ベトナム産「秋田こまち」でもやはり美味い。日本で食べるこしひかりには若干落ちるがそれでも甘みやうま味が全く異なる。強がりはやめて夕食は当分これを喰うことにする。昼はナシゴレンやナシチャンプールなどが多いがこれはバリ米の方が合う。


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