当該シリーズは「その5」まで掲載し中断していたが再開する。今回はハノイの中心部に在るタンロン城発掘現場の資料展示館である。ここに1010年ー1804年までの歴代王朝が都を置いた。写真は皇城南門で、ここを通って入城する。
発掘現場は小屋掛けされ、写真のように保存されている。以下、皇城の建築や装飾用材を紹介する。
中国・皇帝は五爪の龍であるが、藩王などには五爪を用いることを認めなかった。写真の用材は、それを憚り四爪の龍となっている。
ところが、これは五爪となっている。歴代王朝の中には忖度しない王朝も存在したようである。
緑釉の軒先瓦であろうか。8世紀のピュー王国は輝く甍で葺かれていたと、中国側史書に記録されている。それは多分に緑釉の甍であったと思われる。・・・とすれば、写真のような瓦であったろうか?
<続く>
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