ここ半年間で見たオークション出品の東南アジア古陶磁を紹介する・・・とは云うもののサンカンペーン陶磁や一部の北タイ陶磁を除いては素人である。素人なりに怪しいものの紹介はしないが、なにしろ写真での判断であり、一部?の品も入っていると思われる。先ずはシーサッチャナーライ初期陶(MON陶)、シーサッチャナーライ、スコータイ陶から紹介する。
(モン陶鳥形壺)
残念ながらモン陶は素人で、且つこのような鳥形壺を見た経験がないので、真贋の判断のしようがないものの紹介しておく。
何れもシーサッチャナーライ・パヤン窯の人物肖形である。写真のようにニワトリや子供を抱かえる肖形や男女の抱擁像はポピュラーである。右の頬が膨らむ像が2体ある。これはキンマをほおばっている姿を表わしている。何れもYAHOOオークションに出品されていたもの。
上の写真2点は、バンコク・リバーサイドオークションハウス出品の肖形である。落札額はほぼ5,000バーツ(15,000円)-7,000バーツ(21,000円)の間である。
これは紹介するものの、真贋が判断できない。東南アジア古陶磁には、所謂宋胡録と呼ぶ将来品がある。これは日本で伝世されてきたが、タイでは伝世品は皆無といってよく、多くが出土品である。その眼で上の象を見ると今できの土肌であり、それこそ素人には判断のしようがない。
これも紹介するが真贋が判断できない。今できのようにも見える。
これはリバーサイドオークションハウスの出品。これで落札額は1万バーツまで。
上の2点はスコータイの鉄絵盤、いずれも本歌とおもわれる。次回は、オークションに出品されていた北タイ陶磁を紹介したい。
<続く>
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