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石見国・苅田神社

2020-10-21 08:12:04 | 石見国

過日、穀物神とくに稲作の神と云われる稲倉魂命(うかのみたまのみこと)と、道祖神とも云うべき久那戸命(くなとのみこと)を祀る苅田神社へ参拝した。

苅田神社の由緒によれば、祭神は苅田比古神と苅田比賣神、さらには下写真の神々である。

不勉強で、苅田比古・苅田比賣なる神が良く分からないが、由緒書によれば神名が示すように農耕神(苅田の田が示すであろう?)のようである。とすれば田ノ神であろう。

目的は倉稲魂命(うかのみたまのみこと)と、境内末社に祀られる久那戸命と猿田彦命である。本殿から末社まで順次紹介する。

神紋は三つ巴のようである。

大年神社・大神山神社・道祖神社の三社が一つの社殿に合祀されている。大年神と道祖神は習合しているであろうが、大神神社も併せて合祀されている経緯がわからない。

石見国で道祖神の存在を見聞しないが、大田市大田町の才ノ峠神社の才ノ神(塞の神)とならび数少ない一つと思われる。

幸神社と下の井戸神社も境内に祀られていた。井戸神社は大森代官で芋代官と呼ばれる井戸平左衛門を祀っている。

最後に苅田神社の位置を紹介しておく。JR山陰線久手駅から約500mほどの位置。

<了>

 


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