<続き>
今回は鞏縣窯(きょうけんよう)陶磁を紹介する。河南省鞏縣窯では、唐代墳墓の副葬品として多くの唐三彩の名品が焼成された。最近喧伝されているのは、鞏縣窯でコバルト原料を用いた、いわゆる青花が焼成されていたと云われている。一般的に青花の初出は元代と云われているが、それが唐代まで遡ることになる。以下緑彩が主体であるが、唐三彩の数々を紹介する。尚、キャップションには830年頃と記されているが、ここでは9世紀と表記しておく。
(蓋付壺)
(緑彩碗)
(緑彩刻花花鳥文稜花縁皿)
(三彩貼花龍文稜花縁碗)
(緑彩貼花龍文稜花縁碗)
(緑釉貼花亀把持付碗)
(緑彩獣耳付水注)
(緑釉香炉獣足)
これは香炉の獣足の一つで、香炉本体はうしなわれている。以上、展示されている鞏縣窯(きょうけんよう)陶磁を紹介した。
<続く>
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