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And This Is Not Elf Land

私が捻くれているだけかもしれませんが(苦笑)




こんな理由は信じられません>フランキー・ヴァリ&ザ・フォーシーズンズ来日公演延期



10日後に迫っていた、待望のフランキー・ヴァリ&ザ・フォーシーズンズの初の来日公演ですが、今朝になって延期のアナウンスメントがありました。来年1月18日(土)に延期になるということです。まぁ、こうなれば、待つしかありません…

私自身、英国公演キャンセルの件もあったので、移動手段のチケットはギリギリまで取らずにいました。この選択は、結果的には良かったですが~



ただ、その延期の「理由」なんですが…

以下、HPから転載



<延期理由につきまして>
フランキー・ヴァリ&フォー・シーズンズを題材にした大ヒット・ミュージカル「Jersey Boys」が、この度クリント・イーストウッド監督により映画化されることが決定致しました。(「ジャージー・ボーイズ」原題、配給:ワーナー・ブラザース映画 、2015年予定)。

「9月からの映画の撮影開始にあたり、イーストウッド監督よりフランキー・ヴァリ本人に直々に『史実について正確を期すため、是非とも撮影に立ち会って欲しい』という強い要望を受けた」との連絡があり、撮影の日程が当初の日本公演の日程と重なるという事態となりました。

主催者側としても本公演を当初の日程通り実現をさせるべく、アーティスト側とも協議を重ねて参りましたが、自身のキャリアと人生を題材とした作品の映画化はアーティスト本人の夢でもあり、「日本を含めたアジア・ツアーを心から楽しみにしていましたが、このようなチャンスは二度と無いということをどうか理解して頂き、撮影の立ち会いの要望を何とか受けさせて欲しい」というアーティストの意向を尊重せざるを得ませんでした。




これを読んだときの、何とも言えない複雑な思いと言ったらありませんでした。

まぁ、以下
「『何に』キレているのか分からない」こと、書きますがね(笑)


まず…ですが、今回のフランキー・ヴァリ&ザ・フォーシーズンズの初来日にあたり、かれらの輝かしいキャリアが、さまざまなニュースなどで紹介されたわけですが、日本では仕方がないかもしれないとは言え…彼らを題材にしたミュージカルJERSEY BOYSへの言及は、ほとんどありませんでした。日本では、もともとミュージカルを楽しむ人が限られているうえに、日本未上陸のミュージカル…まぁ、仕方がないかもな~と自分なりに納得していたのですが…


延期の理由に、突然JERSEY BOYSを持ってくるな!…っていうのが、まず思ったことですね~
(わかりやすい…笑)


そして、公表されている「延期理由」…私には、ちょっと信じられません。

『史実について正確を期すため』?
はっきり言って、ミュージカルのJERSEY BOYSって、そんなに「史実」に正確じゃありませんよ。あくまでも、あれは「創作」ですから…イーストウッド氏だって、あくまでもフランキー・ヴァリ&ザ・フォーシーズンズを題材にした創作を撮るつもりでいるんではないですか?

だいたい、JERSEY BOYSは、フランキー・ヴァリ、ボブ・ゴーディオ、脚本家のマーシャル・ブリックマン、リック・エリス、そして監督のデス・マカナフ、このチームの「壮絶な産みの苦しみ」を経て完成したものです。今回のイーストウッド氏のメガホンによる映画化の話にしたって、昨日や今日になってポッと出た話じゃありません。何年も何年もあたためられてきたプロジェクトです。結局、ブリックマン&エリス・コンビの脚本をもとにして、映画の脚本を書き直し、振付も舞台と同じセルジオ・ツルヒーヨが参加します。舞台の俳優が多く出演するのは、これまでも話題にしているとおり…メガホンを取ることになったイーストウッド氏を加えたミーティングも繰り返されているはずです。


で、何が言いたいかと言うと、これまでの道のりをみても、JERSEY BOYSのクリエイティブ・チームとフランキー・ヴァリ氏の間には、揺るぎない信頼関係があって当然なのです。そんな中、撮影現場に「立ち会う」ことを、何よりも優先させる必要はあるのでしょうか。

数週間、アメリカを離れている間に、撮影現場で「史実に正確ではない」シーンが撮られていた~などとフランキー・ヴァリ氏があとになって不満を持つとか…はたまた、イーストウッド氏が、あくまでもフランキー・ヴァリ氏が納得する「史実の正確さ」にこだわるとか…そういうレベルの話は考えにくいです。私は信じられません。



来日公演延期は、ほんとうに残念です。おそらく、素人にはわからない、さまざまな理由があるんでしょう。こうなれば、1月に無事に来日してくれることを望むばかりです。昨年の感動をもう一度体験したいです!


今、LAのダウンタウンで撮影しているそうで、現地に住む友人が写真を送ってくれています(トップの写真)このダイナーは、店内で撮影されていて、外観は映画には使用しないのではないか、と言われています。とにかく、まだまだ長丁場になるのでしょう。


先日、日本で、某女優が某舞台の練習に参加しなかったのは、舞台が原作に忠実じゃなかったとか、原作者に許可を得ていなかったとか、どうとか…そんな騒ぎがあって、記憶に新しいですが…今回の「理由」ってのも「こういう理由なら、納得してもらえるんじゃない?」的な匂いがして嫌ですね~



JERSEY BOYSは、そんなケチな作品じゃありません





※追記 今日、フランキー・ヴァリ本人のカメオ出演シーンを撮影したそうです。

映画版JERSEY BOYが撮影されているLAの街角↓

コメント一覧

Elaine's
ほしぐみさま、こんにちは~♪

いやいやドラマティックですね(笑)
私もシンガポールのサイトで同様の記事を見ましたが、日本では、なんでこんな話になっちゃったんでしょうね。

出待ちは、とりあえず「当たって砕けろ」でトライしてみたいと思ってます。

お会いできるのを楽しみにしています~♪
ほしぐみ
いやぁ~、来日すると聞いてびっくり、延期すると聞いてびっくり(病欠は予測可)。Elaine'sさまのお怒りはごもっともです。
私が見たものでは、クリント氏が「是非立ち会ってほしい」と言った、とは書いておらず、エキサイティヴ・プロデューサーとしてヴァリ氏は撮影の間、LAにいる必要があるらしいのです。そして、ファンは彼のその責任を全うすべく、コンサートを延期することに、理解をしてくれることと信じています、だそうです。
ところで、出待ちって出来るんでしょうか...。
「Let's hang on」を歌いながら握手してもらいたいとか、またしばらく、妄想する時間が増えましたね(笑)
Elaine's
ベンジャミンさま、

おお、洋楽カラオケですか
私もこのさい、大声で
big girls don't CRY~~~~と歌いたい心境です(!)
遠方で残念です…

今回の件、よく事情を知らない方は「クリント・イーストウッドであのイーストウッド?凄い!」的な反応をされますし、(それじゃぁ、仕方がないな、みたいな)なんか、主催者側が大物の名前を利用しているみたいな気がします。

実際は、これだけの大物アーティストを夫人公にした、これだけのヒットミュージカルの映画化を手掛けるイーストウッドの方がビビってると思うんですが

また、よろしくお願いします。
ベンジャミン
http://blog.goo.ne.jp/fenbu
先日はありがとうございました。
初めてお会いできて嬉しかったです。

いや、しかし、本当に仰るとおりですね。
公式サイトのあれを読んだ人は、たぶん全員が、納得しつつも、「???」という気持ちが心のどこかにこびりついたと思います。

Elaineさんが言葉にしていただき、整理がついた気分です。
Elaine
コメントありがとうございます!
>鳩サブローさま

どうもです~。

私は、この時期に遠出するときの台風遭遇率が高くて・・今回も、天気図を頻繁にチェックして、1週間後ぐらいに上陸いそうな「台風の卵」が発生していないか調べておりましたのに。冬となれば、今度は大雪の心配をしなくてはならなくなりました(!)でも、1月には必ず来てほしいと思っています。

今回は、諸事情を考え併せたら…アジアツアーよりは映画にかかわっていたほうが得策だったのでしょうか。
1月に延期になれば、一気にチケットが売れて、追加公演も視野に入るような雰囲気になれば、また事情も変わるのでしょうか?この3,4ヵ月で、日本で一気にフランキー・ヴァリ&フォーシーズンズが大ブームになるとか(!)そうなるように(笑)私も地道に地元ラジオ局にリクエストでも送っときます(!)



>アリスさま、

コメントありがとうございます。はじめまして!!

親子でフランキー・ヴァリ&ザ・フォーシーズンズの音楽を楽しんでおられるなんて素敵です。彼らの音楽は世代を超えて受け入れられるような普遍的な魅力がありますよね。

今回の延期、アリスさまと娘さんをはじめ、日本中のファンが落胆していることでしょう。

私は、クリント・イーストウッドが直接的に「ツアーよりも映画の立ち会いを!」云々とは言ってないと思うのです。むしろ、日本で言われていることを知ったなら、「勝手に名前出すな」と思うのでは?

JERSEY BOYSは完成度の高い舞台なので、今さら「モデルになった本人の立ち会い」なんて、あんまり意味がないです。

アリスさま、私はアメリカのJERSEY BOYS大ファンの人たちを何人も知っていますが、多くの人たちはアジア系です。私も、最初はとても驚きました。自分と似た顔の人たちばかりなので(笑)考えてみれば、フランキー・ヴァリも貧しいイタリア系出身で、やはりマイノリティーなのです。昔ならの考え方が根強く残っているマイノリティーの社会で、必死に生きぬく彼らの姿は、やはり同様の環境にいる人たちの共感を得るのでしょう。

メロディーが美しくて、やさしい感じのフォー・シーズンズの音楽も、JERSEY BOYSも、アジアの人たちに広く受け入れられる日が来ると信じています。



>猫たぬきさま、

私は出待ち用の「小道具」の作成に取り掛かるところでしたよ(笑)日本ではガードが堅いだろうから、せめてメッセージボードでも掲げようかと(!)

とにかく、イーストウッドの名前まで挙げての言い訳には「カチン!」でございました。

今さら「本人の立ち会い」なんて…その辺の普通のミュージシャンの伝記映画をポット出の企画で作成するのとはわけが違います。なんか「軽く見られてんだな~」って感じですかね(笑)

とにかく、気分を取りなおして、1月にお会いできるのを楽しみにしています!それまで、元気にがんばりましょう♪
猫たぬき
残念です。
記事の内容から、お怒りのこと、よくわかります。
ジャージーボーイズに愛があるからこそ、言い訳に使ってほしくないですよね。

最初は、鳩サブローさんのように、「体調不良じゃなくて良かった」というのが、最初の気持ちでしたが、コンサートという大事な仕事をキャンセル(延期ですが)するというのは、いかがなものか、と・・・。
シナリオライターだって、「〆切を守る」っていうのは、最低条件ですからね(笑)

またElaine'sさんにお逢い出来るのを楽しみにしていたのに・・・。
ホント、残念です。

横から失礼しますが、アリスさまへ
心が狭いなんてことないと思います!!
楽しみにしていた気持ちを挫かれるのは、やっぱり傷つきますよ。
私は、これが自分でチケットを買う、人生初のコンサートだったんです。それが延期って・・・。楽しみにしていたからこそ、拍子抜けしてしまいました。
アリス
初めてコメントいたします。よろしくお願いいたします。
ほんとに今回の件、がっくりです。珍しくチケットを発表の次の日にゲットできて、前から二番目をとり、娘(20代)と二人楽しみにしてきたのに、ほんとうにショックです。娘などはうちにレコードやらCDやらがあるにもかかわらずまたCDを買い込んできたり公演日は有給休暇をとったりと、若いのにこれじゃお友達ができないんじゃないか、とちょっと心配になるほどです(笑)
それでこのようなことになり、私は一番最初に思ったのは、クリントイーストウッドもヴァリ氏も、なんだか日本蔑視、アジア蔑視な感情を持っているのでは、ということでした。そんなこと思いたくはないけど、あまりにも軽んじてる、という気がして。。。。。。アルバムCloseupを1975年に初めて買って以来、ずっと好きだったのになんだかすごく残念です。
ジャージーボーイズ、楽しみだったのになんだか私の中で傷がついちゃったみたいで、これってあまりにも心が狭いでしょうか。。。
鳩サブロー
http://tangodelic.tea-nifty.com/tangodelog/
Elaine'sさん、こんばんは。さすがの分析ですね。

あまりにも急な話だったので、まずは体調不良を疑い、“公式”コメントを読んで一安心し、あまり詮索するのはやめようと思い、Elaine'sさんの記事を読んで、なるほどと膝を打ち…。

でも、「追記」が重要なようで、現場にいることは事実なのですね。

スケジュールを見ると、次のようになっていました。

September 4, Singapore The Star Theatre
September 8, Bangkok, Thailand Central Live at Central World Shopping Center
September 10, Quezon City, Philippines Araneta Coliseum
September 13, Tokyo, Japan Hibiya Kokaido

ちょうど今日がアジア・ツアーの初日、シンガポール公演に当たっていたわけなので、ツアーと撮影がバッティングしたこと自体は間違いないようです。

日本側としては、他の3箇所はともかく、日本だけには来て欲しかったというところで、ギリギリまで交渉したのかも知れません。
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