二度目、観てきました。
(あっ、映画のほうです。トップの写真はブロードウェーのレオとウーラちゃん)
なんだかんだ言っても、初日は「平常心」ではなかったと思います。(笑)
今日は、少し心の余裕も出てきて、細かいところを見ることができましたわ。
That Faceのマシュー君、ジーン・ケリーやフレッド・アステアばりの完璧なダンスを魅せてくれたら、全体の印象もかなりupするんじゃないかとフッと思いました。
劇中劇は、舞台のようなチャーチルさんやスターリンさんとの「爆笑ダンスバトル」がなくなったけれど、その代わり、ロジャーの表情のアップがあるのですね。演劇人としての将来を賭けた代役の「恍惚の」表情が可笑しくもあり、妙にリアルでもあったり…不思議な感動でした。
考えてみれば、ブロードウェーの演劇関係者には同性愛者が多く、多くの貴重な人材をHIVで失ったと言われます。一時期、ブロードウェーのショーが終われば、出演者達がHIV撲滅のための募金を募っていました。(ファントムのハワード・マクギレンが募金を働きかけるのに、大ボケ・スピーチをかましてくれた時は、目が点になりましたけど。)夢半ばで世を去った人が少なくなかったんだろうな…と思うと、胸がいっぱいになりました。
ここは、そーゆー場面じゃないでしょ!!!
…と「ひとりツッコミ」しときます。
ま、私も、たまにしか行けないけれど、ブロードウェーの雰囲気が大好きなんですね。
ブロードウェーへの愛に溢れたエンドロールの曲、涙が出そうになりましたよ。
ところで、
よく、「プロデューサーズ」は心に残る音楽がナイ…なんて言われるのですが…
ちょっとよろしいかしら~~~~~~~
確かに「BS2 魅惑のミュージカル名曲集」とか音楽の教科書に取り上げられるような曲はありません。(あったらコワイ)でも、メルおじさんは最初からそういう音楽を目指していませんし、だいたい、ミュージカルの音楽って、というか、「ミュージカル」って、もっと広義に解釈するべきものじゃないでしょうか?
「プロデューサーズ」には心に残る音楽がない。
というのは
「トムとジェリー」の音楽が心に残らない!…と言ってるのと同じです、ハイ。
私の中では「トムとジェリー」も「最高レベルのミュージカル」に属しています。
あのアニメーションには常に音楽が流れています。
トム君の、あのソフィスティケイティッドな上体の反り、軽快な足の回転、あの音楽があるからこそ生きてくる。ジェリーちゃんの可愛くもセクスィな腰の動きもしかり。
耳に残る音楽がないから、音楽は役割を果たしていないとか、そういうモンじゃないと思いますね。
「プロデューサーズ」の音楽も同じようなものですよ。(随分、アバウトな結論…汗)
I Wanna Be a Producerのイントロでは、私の中ではトム君とジェリーちゃんが助走体制に入ってますね。
特に面白いのは、Der Guten Tag Hop-ClopやKeep It Gayなどでメロディーがブレイクするところ。
特にKeep It Gayの最後…
Roger Elisabeth de Bris!
と
KEEP IT GAY♪♪
の間に絶妙のブレイクが入るんですよ★☆
好きですね~
あそこは、みんなで植木等さんになってズッコケましょう~♪
それが「プロデューサーズ」の音楽の楽しみ方ですよ~
Keep It Gay recording映像(Broadway盤のようです)
Springtime for Hitler recording
↑Gary Beachが ロジャーになりきって歌ってます☆★
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