ここ数年、花粉症対策で渓流へ行かなくなったことでフライロッドを振る機会がめっぽう少なくなってきた。
っで今年は一段とその傾向が強まったみたいで、上半期に一度もフライロッドを振っていない(笑)。
そんなことに気づいて、この週末は潮も良いし、ちょっと仕事休んでフライロッドでも振ってみるかと、クロダイ狙い。
これまで十年以上にわたって地元の海でフライでのクロダイ釣りにチャレンジし続け、イガイフライでたまには釣れていたけどサイトフィッシングでキロオーバーというのがなかなか成し得なかった。
っで、一昨年くらいからようやくフライでクロダイが狙える条件って言うのが見え始め、昨年それを確かめ、今年はちょっと違うシチュエーションでの釣りにチャレンジしてみました。
これまでは干潮時に干潟の底を掘り掘りしているクロダイに狙いを絞っていたわけじゃが、今回は潮位の高い時間帯に岸壁際をカジカジしているクロダイを、イガイフライの落とし込みではなく水面で釣ってやろうという試み。
まずは先週ルアーで反応の良かった河川ポイントへ入り、ダウンでクロダイの上へフライを流し込むって事をやってみたが、フライではルアーほどのアピールができず、チラ見されることはあってもなかなか水面までは上がってきてくれない。
カニ系のフライを沈めてやると多少は反応するクロダイが増えたけど、所詮は偽物。本物がたくさんいる状況であえてフライに口を使ってくれる奇特なクロダイは現れず。
最終的に結果が出たのはテンカラ釣法。
狙いのクロダイから少し外してフライをプレゼンし、何度が打ち直してタッピング。こうしてクロダイの興味を上へ向けたところで少しクロダイに近づけて静かにプレゼンしてラインを震わせてフライをぴくぴくと動かして波紋でアピール。
我慢できなくなった良型がチュポッとフライを吸い込んでくれました。
ただ、釣った場所は左右に船が係留されており係船ロープが・・・。
案の定、ロープに擦り寄られ巻き付かれてどうにもならなくなったんだけど、ラインを張ったり緩めたりしながらなんとかくるりとクロダイをロープから剥がすことができて無事ランディングできました。
とりあえず引き出しが一つ増えたかな?
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